タヌキとアライグマの見分け方|法律違反を防ぐ4つのポイント
しっぽに縞模様があればアライグマ、なければタヌキです。
この2匹は体格がほぼ同じで夜間には区別がつきにくく、「タヌキだと思ったらアライグマだった」という状況で法律違反になるケースがあります。
アライグマは特定外来生物法の対象で、捕まえて山に放すだけで300万円以下の罰金が科せられることも。
まず見分けることが、正しい対処の第一歩です。
この記事では、しっぽ・顔・足跡・フンによる見分け方から、危険性・法律の違い、発見時の正しい対応まで解説します。
- 本記事の法的注意事項について
-
法的注意事項について
- 薬剤の使用について
殺鼠剤や化学薬品の使用については、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」に基づき適切に行ってください。
詳細: 厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/ - 動物愛護について
害獣駆除であっても「動物の愛護及び管理に関する法律」第44条により、みだりに動物を殺傷することは禁じられています。(占有下に入った場合は適用対象となる場合があります)
詳細: 環境省動物愛護管理室 https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/ - 鳥獣保護管理法
イタチ、ハクビシン等の駆除には「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」に基づく許可が必要です。
詳細: 環境省自然環境局野生生物課 https://www.env.go.jp/nature/choju/ - 消費者保護について
害獣駆除サービスの利用に際しては、消費者契約法等の関連法規を遵守し、適切な契約手続きを行ってください。
詳細: 消費者庁 https://www.caa.go.jp/
※この記事は2026年6月時点の情報に基づいています。サービス内容や料金、法規制等は変更される場合がありますので、最新情報は各サービス提供会社および関係機関にご確認ください。
※害獣駆除の効果には個体差・環境差があります。記載された成功率や効果は一般的な目安であり、すべてのケースでの効果を保証するものではありません。
- 薬剤の使用について
タヌキとアライグマの違いを比較表でチェック

この2匹は体格がほぼ同じで、夜間に庭や屋根裏で遭遇すると区別がつきにくいことがあります。
見た目は似ていても、適用される法律はまったく別物です。
どちらかによって、発見後にとるべき行動も変わります。
| 項目 | タヌキ | アライグマ |
| 分類 | 食肉目 イヌ科 | 食肉目 アライグマ科 |
| 原産地 | 日本・東アジア(在来種) | 北アメリカ(外来種) |
| 体長・体重 | 50〜68cm・3〜10kg | 40〜60cm・4〜10kg |
| 適用法律 | 鳥獣保護管理法 | 特定外来生物法+鳥獣保護管理法 |
見た目だけで判断しようとすると、思わぬ法律違反につながります。
ひと目でわかる!タヌキとアライグマの見分け方

以下の4つのポイントで見分けられます。
どちらか間違えたまま自力で捕獲すると法律違反になるため、まず確認しておきましょう。
しっぽで見分ける(最も簡単)
遠くからでも、動いている状態でも判断できる最も確実な方法です。
「しっぽを見る」だけで、ほぼ間違いなくどちらかを特定できます。
| 項目 | タヌキ | アライグマ |
| 縞模様 | なし(無地) | あり(複数の黒い縞・5〜10本程度) |
| 長さ・太さ | 短め・ずんぐり | 長め・細いリング状 |
しっぽに縞模様があればアライグマ、なければタヌキです。
縞があった場合、特定外来生物法の対象のため、自力での捕獲は絶対に避けましょう。
顔で見分ける
しっぽが見えない状況でも、顔の模様で判断できます。
目の周りの模様がまったく違います。
| 部位 | タヌキ | アライグマ |
| 目の周り | 縦方向の黒い模様 | 横方向のアイマスク(仮面状) |
| 耳のふち | 黒(小さく丸い耳) | 白いふち取り |
アライグマの「アイマスク」模様は目を横方向に横断する黒い帯です。
タヌキは目の下に縦に黒い模様が伸びており、印象が大きく異なります。
夜間にライトを当てると顔の模様が確認しやすくなります。
ただし、確認のために近づくのは危険です。
窓越しや遠目で見るようにしましょう。
足跡で見分ける
動物本体を直接見なくても、庭や泥の上の足跡でどちらかを特定できます。
雨上がりの翌朝は足跡が残りやすく、確認のチャンスです。
- アライグマ:指が5本で「人の手のような形」。指が長く爪痕も残りやすい。前足と後足の形が似ており、並んで残ることが多い
- タヌキ:指が4本で犬の足跡に近い形。肉球がまとまっており、アライグマより小さくシンプルな印象
足跡が「指5本・人の手のような形」であればアライグマの可能性が高いため、自治体または専門業者に連絡するのがおすすめです。
フンで見分ける
動物を目撃していなくても、フンの場所・形・内容物が手がかりになります。
ただし、フンには感染リスクがあるため、発見しても素手では触れないようにしましょう。
- タヌキ:「ためフン(同じ場所に繰り返し排泄する習性)」が顕著。一箇所に大量堆積していれば、タヌキが定期的に訪れている証拠です
- アライグマ:ためフンの習性もあるが、タヌキより散在しやすい。未消化の果実の種が混じることが多く、サイズもやや大きい
アライグマのフンにはアライグマ回虫・サルモネラ菌などが含まれている可能性があります。
タヌキのフンにも寄生虫・細菌のリスクがあります。
発見した場合はマスク・手袋を着用し、処理は専門業者に相談を。
素手での接触は厳禁です。
危険性の違い|攻撃性・感染症・家屋被害を比較

見た目がかわいくても、タヌキ・アライグマはどちらも野生動物です。
近づくと噛みつかれることがあり、特にアライグマは攻撃性が高く危険です。
フン・尿・体毛を通じた感染症リスクも含め、発見しても絶対に近づかないことが鉄則です。
| 項目 | タヌキ | アライグマ |
| 攻撃性 | 比較的低い(追い詰めると噛む) | 高い(咬傷事故の報告が多い) |
| 主な感染症リスク |
疥癬(かいせん:激しいかゆみを伴う皮膚病)・回虫(レプトスピラ症のリスクも懸念される) |
アライグマ回虫(重篤化しやすい)・レプトスピラ症 |
| 主な侵入場所 | 床下・縁の下が中心 | 屋根裏・天井裏・床下すべてに侵入 |
| 家屋への被害 | フン尿による汚染・悪臭 | 断熱材の破壊・配線の噛み切り・構造材の損傷 |
特に注意が必要なのはアライグマ回虫です。
アライグマのフンに含まれる寄生虫で、目や口などの粘膜から体内に入ると重篤な神経症状を引き起こすリスクがあります。
アライグマが屋根裏に住み着いた場合、断熱材の交換が必要になるほどの汚染被害になるケースも少なくありません。
「音がするだけだから大丈夫」は禁物です。気づいたら早めに専門業者へ相談をおすすめします。
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習性・生態の違い|運動能力・活動時間を比較

追い払ってもすぐ戻ってくる理由が、生態の違いにあります。
運動能力の違い
どこを塞ぐべきかは、タヌキかアライグマかによって変わります。
- アライグマ:木登りが得意で屋根・軒先・換気口など高所からも侵入できる。前足が人の手に近く、換気口のカバーを外したり戸を引いたりする行動も報告されている。屋根裏から足音がする場合はアライグマの可能性が高い
- タヌキ:木登りは苦手で主に地上を移動する。床下や縁側下からの侵入が中心。「床下から音がする」「床下にフンが堆積している」場合はタヌキを疑うとよい
アライグマは運動能力が高く、1箇所塞いだだけでは別の経路から再侵入します。
複数箇所をまとめて封鎖できる専門業者への依頼が確実です。
活動時間の違い
- どちらも夜行性が基本。「夜中に天井裏から音がする」という相談が多い理由はここにあります
- アライグマはエサが手に入りやすい環境では昼間でも出没する。昼間に目撃した場合も油断は禁物です
- タヌキは日没後から夜明け前が活動のピーク。昼間は巣穴や茂みに潜んでいることが多い
どちらも「帰巣本能(一度住み着いた場所に繰り返し戻る習性)」が強く、追い払っても翌日には戻ってくることが珍しくありません。
忌避剤や超音波機器で一時的に遠ざけても、侵入口を封鎖しない限り根本的な解決にはなりません。
タヌキ・アライグマに似た動物|ハクビシン・アナグマとの違い

「タヌキかアライグマか」だけでなく、ハクビシンやアナグマと混同するケースも多くあります。
間違えると適用すべき法律も変わるため、4種類の違いもあわせて押さえておきましょう。
| 特徴 | タヌキ | アライグマ | ハクビシン | アナグマ |
| 顔の模様 | 目の周りに縦の黒模様 | 横方向のアイマスク | 鼻筋に白い線 | 頭部に黒白の縦縞模様 |
| しっぽ | 短く無地で太い | 縞模様あり・長め | 長く先端が黒い | 短く白っぽい |
| 足跡 | 4本指・犬に近い形 | 5本指・人の手のような形 | 5本指・細長い | 5本指・爪痕が長い |
| 体型 | ずんぐりむっくり | 中型・手足がやや長め | 細長くスリム | 低く平たい・足が短い |
| 適用法律 | 鳥獣保護管理法 | 特定外来生物法+鳥獣保護管理法 | 鳥獣保護管理法 | 鳥獣保護管理法 |
「鼻に白い線がある」ならハクビシン、「足が短くて体が平たく地面を掘る」ならアナグマです。
どちらかわからなくても、専門業者に任せるのが一番安心です。
法律の違い|勝手に捕獲・駆除してはいけない

タヌキとアライグマでは適用される法律が異なり、違反した場合の罰則の重さも大きく違います。「知らなかった」では免責されません。
知らずに動くと、思わぬ犯罪につながります。
| 項目 | タヌキ | アライグマ |
| 適用法律 | 鳥獣保護管理法 | 特定外来生物法+鳥獣保護管理法 |
| 捕獲に必要なもの | 都道府県知事の許可 | 都道府県知事の許可(両法に基づく) |
| 無許可捕獲の罰則 | 1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金 | 特定外来生物法:3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金 鳥獣保護管理法:1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金 |
| 捕獲後の野外放獣 | 原則禁止 | 特定外来生物法で違法(罰則あり) |
アライグマを捕獲して山や川に放す行為は、特定外来生物法違反です。
「害獣を追い払っただけ」のつもりでも、300万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
タヌキも、市販の箱わなを自己判断で設置するだけで鳥獣保護管理法に抵触するリスクがあります。
「捕まえたい」「早く追い出したい」と思ったときこそ、まず自治体か専門業者への相談が先決です。
発見時に絶対やってはいけない行動

タヌキ・アライグマを発見した際、「自分でなんとかしよう」と行動すると、感染症・法律違反・再発の3つのリスクを同時に抱えることになります。
以下の行動は絶対に避けましょう。
- 素手で触れる・近づきすぎる:咬傷事故と感染症のリスクがあります。特にアライグマは攻撃性が高く、威嚇後に突然噛みつくことも
- 自力で捕獲・殺傷しようとする:無許可での捕獲は違法。市販の箱わなを無許可で設置する行為も、鳥獣保護管理法に抵触する可能性があります
- 捕獲した個体を山や川に放す:アライグマは特定外来生物法で野外放獣が違法。タヌキも帰巣本能が強く、山に放しても数日後には戻ってくる可能性が高い
- 餌を与える:周辺に他個体を引き寄せ、フン・尿被害や侵入被害の拡大につながるため要注意
発見したらまず距離を置き、自治体か専門業者に連絡するのが最も安全な対応です。
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「どちらかわからない」「屋根裏から音がする」「フンを見つけた」。
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| 対応害獣 | ハクビシン.ネズミ.イタチ アライグマ.コウモリ.ハチ シロアリ.ダニ.ツバメ.ムクドリなど |
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| 現地調査料金 | 完全無料 |
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よくある質問

タヌキとアライグマに関してよく寄せられる質問にお答えします。
-
家屋への侵入リスクはアライグマのほうが高い傾向があります。
木登りが得意で屋根・軒先・換気口など高所からも侵入でき、前足で換気口のカバーを外す行動も報告されています。
タヌキは木登りが苦手なため床下や縁の下からの侵入が中心で、屋根裏へ侵入するケースはアライグマより少ない傾向があります。
ただし、どちらも一度住み着くと自力での完全排除は難しいケースが多いため、迷わず専門業者に相談するのが一番です。
-
屋根裏(天井裏)からの足音は、どちらかというとアライグマかハクビシンの可能性が高いです。
タヌキは木登りが苦手で屋根裏への侵入は少ない傾向があります。
音の大きさ・時間帯・フンの場所などからどちらかを絞り込むことはできますが、確定には専門業者の現地調査が必要です。
早めに動くほど被害が少なく済みます。
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忌避剤や超音波機器で一時的に遠ざけることはできますが、侵入口を封鎖しない限り繰り返し戻ります。
タヌキは帰巣本能が強く、追い払っても翌日には戻ってきます。一時しのぎにしかなりません。
また捕獲には都道府県知事または市町村長の許可が必要(自治体によって異なります)で、無許可での捕獲は鳥獣保護管理法違反です。
根本的に解決するなら、専門業者の無料現地調査を活用するのが一番です。
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捕まえて山に放すのは違法です。
アライグマは特定外来生物に指定されており、野外への放獣は特定外来生物法で禁止されています。
違反すると3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金が科せられるケースがあります。
「知らなかった」では済まないため、捕獲が必要と感じたら自治体か専門業者に先に相談しましょう。
まとめ|タヌキとアライグマの違いを正しく理解して適切に対処しよう

タヌキとアライグマは見た目が似ていますが、しっぽの縞模様だけで見分けられます。
縞があればアライグマ、なければタヌキです。
ただし、どちらかわかったとしても、自力での対応には感染症・法律違反・再発の3つのリスクが伴います。
特にアライグマは特定外来生物法の対象で、捕まえて山に放すだけで300万円以下の罰金になるケースがあります。
「音がする」「フンを見つけた」と気づいた時点で、専門業者に連絡するのが最も早い解決策です。
廣光害獣対策専門店のタヌキ・アライグマ駆除は33,000円〜(建物の広さや侵入口の数によって変わります)。
現地調査・見積もりは無料のため、まずはお気軽にご連絡ください。
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