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コラム

2026.07.01
コウモリ

コウモリの糞の対策方法|NG行動3つと掃除・封鎖を専門家が解説

コウモリの糞を発見したときにまずすべきことは、「触らない・吸わない・捕まえない」の3つです。

糞の対策は①掃除・②消毒・③侵入経路の封鎖の3ステップが基本で、この順番を守ることが安全かつ再発防止につながります。

放置すると感染症・悪臭・建物腐食の3つのリスクが重なり、修繕費が大幅に増加します。

早期対応がトータルコストを最小限に抑えるポイントです。

なお、コウモリの捕獲・殺傷は鳥獣保護管理法で禁止されており、違反すれば1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科される可能性があります。

一般の方が合法的にできる作業は「追い出し」「清掃」「侵入口の封鎖」のみです。

まず確認:やってはいけないNG行動3つ
①糞を素手で触る……病原菌・ダニが手に付着し感染リスクが生じます
②コウモリを捕まえる・殺す……鳥獣保護管理法違反になります
③掃除機で吸う……糞の粉塵が排気口から室内に拡散し、胞子を吸い込む危険があります

「本記事の法的注意事項について」

・薬剤・忌避剤の使用について
忌避剤や殺虫剤の使用は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」に基づき適切に行ってください。
詳細:厚生労働省

・コウモリの取り扱いについて
コウモリは「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)」の保護対象です。捕獲・殺傷は原則禁止されており、違反した場合は1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科されます。許可なく行える作業は「追い出し」と「侵入口の封鎖」のみです。
詳細:環境省自然環境局野生生物課

・地域別規制
お住まいの自治体により独自の条例がある場合があります。作業前に必ず確認してください。

この記事は2026年6月時点の情報に基づいています。サービス内容や料金、法規制等は変更される場合がありますので、最新情報は各サービス提供会社および関係機関にご確認ください。
害獣駆除の効果には個体差・環境差があります。記載された費用目安等は一般的な参考値であり、すべてのケースでの効果を保証するものではありません。

コウモリの糞の見分け方|ネズミとの違い

コウモリの糞の見分け方|ネズミとの違い

「これはコウモリの糞なのか?」と判断できなければ、適切な対策が取れません。

コウモリの糞には形状・質感・場所に特有のサインがあります。

コウモリの糞の4つの特徴

・大きさ:長さ5〜10mm・直径2〜3mm程度の細長い楕円形
・色:黒〜濃い茶色で、時間が経つと灰色がかる
・質感:乾燥してもろく、触れると崩れて粉状になる(ネズミの糞より軽い)
・内容物:昆虫の羽・甲殻が混入しており、光に当てると光沢が確認できる

コウモリとネズミ・ヤモリの糞の見分け方

項目 コウモリ ネズミ ヤモリ
大きさ 5〜10mm × 2〜3mm 6〜20mm × 3〜6mm 5〜8mm × 2〜3mm
質感 乾燥・もろい・粉状に崩れる 硬い・表面に光沢あり 先端が白い(尿酸部分)
内容物 昆虫の羽・甲殻(光沢あり) 穀物・食べ物の残骸 昆虫の残骸(コウモリに類似)
落ちる場所 軒下・ベランダ手すり下・屋根裏 壁際・食料周辺・通り道 窓枠・外壁・玄関周辺

判別のコツ:指で軽く触れて崩れ、光沢のある昆虫の破片が見えればコウモリの可能性が高いです。ただし素手では触らず、使い捨てグローブを必ず使用してください。

糞が落ちやすい場所

・軒下・破風板周辺:コウモリが休憩・ねぐらにしやすい
・ベランダの手すりや壁面:飛来ルートの真下に落下
・屋根裏・天井裏:大量の糞が堆積しやすく発見が遅れる
・換気口・エアコンの室外機周辺:隙間から侵入した場合の痕跡

コウモリの糞を放置する3つの危険性

コウモリの糞を放置する3つの危険性

廣光害獣対策専門店の独自アンケート(N=49、2025年実施・害獣全般の利用者調査)では、害獣駆除業者の満足度は83.7%と高い一方、「糞の臭いや量が増えてから気づいた」という声も多く寄せられました。

糞を放置することで被害は3段階で深刻化します。

危険①:感染症やアレルギーなどの「健康被害」

コウモリの糞には複数の病原体が含まれており、乾燥した糞の粉塵を吸い込むだけで感染リスクが生じます。

特に注意が必要なのは以下の3点です。

ヒストプラズマ症:糞に含まれる真菌が原因。吸入すると発熱・咳・倦怠感が続き、免疫が低下している方では重症化します
ダニ・ノミによるアレルギー:糞に集まるダニが媒介するアレルギー性鼻炎・皮膚炎を発症
クリプトコッカス症:コウモリの糞からも検出される真菌による肺炎・髄膜炎(重症例あり)

掃除機で糞を吸うと排気口から胞子が室内に拡散するため、絶対にやってはいけない作業のひとつです。

危険②:ダニ・ノミや悪臭を招く「二次的な衛生被害」

・トリサシダニの大量発生:コウモリが住み着くと、コウモリから離れたダニが室内に侵入し人を刺します。刺されると激しい痒みが続きます
・悪臭の拡散:糞・尿が蓄積すると独特の刺激臭が天井裏から室内に染み出してきます。夏場は特に臭いが強まります
・害虫の二次誘引:糞の臭いがゴキブリ・ハエを引き寄せ、複合的な衛生被害に発展することがあります

危険③:建物の腐食と「資産価値の低下」

・木材・断熱材の腐食:屋根裏に糞・尿が堆積すると木材が腐食し断熱材が劣化。修繕費が大幅に増加します
・天井へのシミ・腐敗:尿が染み込み天井板にシミが現れるケースもあります
・資産価値の低下:売却・賃貸の際に「コウモリ被害あり」と判明すると買い手・借り手がつきにくくなります

コウモリの糞を安全に掃除する5ステップ

コウモリの糞を安全に掃除する5ステップ

ベランダなど手が届く範囲の少量の糞であれば、正しい防護装備があれば自分でも清掃可能です。

屋根裏に大量堆積している場合や高所作業が必要な場合は業者への依頼を検討してください。

掃除の5ステップ

必須の準備物
・使い捨てゴム手袋
・N95規格以上の防塵マスク(一般的なマスクは不可)
・使い捨て防護服またはカッパ
・ゴーグル
・霧吹き(水で糞を湿らせて粉塵を抑える)
・使い捨てウエスまたはティッシュペーパー
・二重にできるビニール袋
・次亜塩素酸ナトリウム系消毒液(漂白剤等)

ステップ①:防護装備を着用する
作業前にN95マスク・ゴーグル・手袋・防護服をすべて着用します。一部でも省略すると感染リスクが残ります。

ステップ②:糞を水で湿らせる
霧吹きで糞全体に水を吹きかけます。乾燥した糞は触れると粉塵が舞い上がるため、湿らせることで吸入リスクを大幅に下げられます。

ステップ③:ウエスで拭き取り、密閉廃棄する
湿らせた糞を使い捨てウエスで丁寧に拭き取り、ビニール袋(二重)に入れてしっかり口を縛ります。掃除機は絶対に使わないでください。

ステップ④:消毒する
糞があった箇所に次亜塩素酸ナトリウム系消毒液をスプレーし、しばらく置いてから再度拭き取ります。ヒストプラズマの胞子には次亜塩素酸ナトリウムが一般的に推奨されています。

ステップ⑤:廃棄物を処理し、手洗い・うがいを徹底する
使用した手袋・防護服もビニール袋に密封して廃棄します。作業後は石けんでの手洗い・うがいを必ず行ってください。

屋根裏・天井裏への立ち入り作業は転落・落下リスクがあります。作業範囲が広い場合や高所が必要な場合は業者へのご相談をお勧めします。

コウモリの再侵入を防ぐ|侵入経路の封鎖

コウモリの再侵入を防ぐ|侵入経路の封鎖

糞を掃除しても、コウモリには同じ場所に戻ってくる「帰巣本能」があります。

追い出した後の侵入経路封鎖が再発防止の核心です。

コウモリの主な侵入経路

コウモリはわずか5㎜の隙間から侵入できます。

プロが調査すると平均15〜30箇所(当社調べ)の侵入口が見つかるのが実態です。

・屋根瓦と軒先の隙間:最も多い侵入経路。古い家屋ほど隙間が広がっています
・破風板・軒天板の亀裂:経年劣化で生じた隙間が格好のルートになります
・換気口・通気口:ネットが劣化・破損していると侵入されます
・エアコンの配管穴周辺:パテが劣化すると隙間が生じます
・玄関・窓の隙間:日中開放しているとそのまま飛び込むケースもあります

封鎖に使う資材

資材名 用途・特徴 適した場所
金属メッシュ(ステンレス製) 耐久性が高く、かじられにくい 換気口・通気口
パンチングメタル 1〜2mm以下の孔径で侵入を物理的に防止 軒先・破風板の隙間
防水パテ・シーリング材 細かい亀裂・隙間の充填に有効 エアコン配管周辺・亀裂
防鳥ネット 広範囲をカバー。目が粗い製品は不可 ベランダ・大きな開口部

DIY封鎖の注意点

・コウモリがいる状態で封鎖しない:中に閉じ込めると死骸が腐敗し、さらに深刻な被害になります
・夜間に出た瞬間を狙う:コウモリは夜間に外出するため、出た後に侵入口を塞ぐ「追い出し封鎖」が基本です
・すべての侵入口を同時に塞ぐ:1箇所だけ塞いでも別の隙間から入ります。全箇所の同時封鎖が再発防止の鍵です
・高所作業は転落リスクがある:屋根上・破風板周辺の作業は安全装備と経験が必要です

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自分で駆除・掃除をしてはいけないケースと法律

自分で駆除・掃除をしてはいけないケースと法律

コウモリは他の害獣と根本的に異なる法的扱いを受けます。

捕獲・殺傷は法律で禁じられており、「追い出し+侵入防止」だけが一般の方が合法的にできる対策です。

自分で掃除・対処しない方がよいケース

・屋根裏・天井裏に大量の糞が堆積している:専門の防護装備・清掃技術が必要です
・高所(屋根・破風板周辺)での作業が必要:転落・落下事故のリスクがあります
・侵入箇所が多く、全体像が把握できない:素人では1〜3箇所しか見つけられず再発します
・家族にアレルギーや呼吸器疾患がある:粉塵を最小限に抑える専門作業が必要です
・糞が広範囲・長期にわたって堆積している:断熱材の交換や木材の補修が必要なケースがあります

コウモリを自分で「駆除(捕獲・殺傷)」してはいけない理由と違反時の罰則

コウモリはすべての種が「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)」の保護対象です。環境省自然環境局 野生生物課

禁止行為 違反時の罰則

無許可での捕獲・殺傷・飼養・譲渡

1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金(鳥獣保護管理法第83条)

「懲役」は2025年6月施行の刑法改正により「拘禁刑」に変更されています。また、コウモリは特定外来生物法の対象外で、鳥獣保護管理法のみが適用されます。「知らなかった」は免責理由になりません。

一般の方が「合法的に」できる対策

・忌避剤の設置:コウモリが嫌う臭い・成分の製品を侵入経路や休憩場所に設置(追い出し目的は合法)
・光による忌避:ライトを使ってコウモリが嫌う環境を作る
・超音波発生器の設置:コウモリが嫌がる超音波で自然に離れさせる(ただし効果は限定的)
・侵入経路の物理的封鎖:コウモリが外に出た後に侵入口を塞ぐ(中に閉じ込めないこと)
・糞の清掃・消毒:適切な防護装備を使用した糞の除去・消毒

コウモリ駆除を業者に依頼する場合の費用相場

コウモリ駆除を業者に依頼する場合の費用相場

廣光害獣対策専門店の独自アンケート(N=49、2025年実施・害獣全般の利用者調査)では、害獣駆除の実際の平均費用は65,800円、中央値は48,500円でした。

コウモリは屋根裏・高所への対応が必要なため、費用目安はやや高めになる傾向があります。

費用相場の目安

作業内容 費用目安 備考
追い出し+侵入口封鎖(簡易) 3〜8万円 小規模・侵入箇所が少ない場合
追い出し+全箇所封鎖+清掃・消毒 15〜30万円 標準的な対策工事
足場が必要な高所作業を含む場合 30〜50万円以上 屋根・破風板周辺は足場代が別途必要
断熱材交換・木材補修を含む場合 30万円以上 長期被害・腐食がある場合

コウモリ対策は屋根・軒先など高所での作業が必要なケースが多く、足場の設置が必要になると費用が大幅に増加します。上記はあくまでも目安で、実際の費用は建物の状況・被害範囲によって異なります。まず無料の現地調査・見積もりをご依頼ください。

廣光害獣対策専門店の特徴

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コウモリの糞対策に関するよくある質問

コウモリの糞対策に関するよくある質問

コウモリの糞・対策について、実際に寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。

コウモリを寄せ付けない予防方法はありますか?

有効な予防策として、①忌避剤(ハッカ油・木酢液系)の定期設置②換気口・通気口の金属メッシュ補修③建物の亀裂・隙間をシーリング材で充填、などがあります。

忌避剤の効果は2週間〜1ヶ月程度で薄れるため定期的な補充が必要。

根本的な予防には侵入経路の物理的封鎖が最も有効です。

コウモリ対策は市役所・自治体に相談できますか?

相談することは可能ですが、自治体が直接駆除・封鎖作業を行うことはほとんどありません。

対応内容は法的説明や業者の紹介にとどまるケースが大半です。

被害が深刻な場合は、早めに専門業者に相談することをお勧めします。

コウモリは一度追い出せばもう戻ってきませんか?

追い出しただけでは高確率で戻ってきます。

コウモリには強い帰巣本能があり、同じねぐらに戻る習性があるからです。

追い出した直後に侵入経路をすべて封鎖することが再発防止の絶対条件で、1〜2箇所だけ塞いでも残りの侵入口から再侵入されます。

プロによる全箇所調査・封鎖が再発リスクを大幅に下げます。

まとめ|コウモリの糞対策は早期対応が肝心

まとめ|コウモリの糞対策は早期対応が肝心

コウモリの糞を見つけたら、まず素手で触らず・掃除機を使わず・コウモリを捕まえないという3つのNG行動を避けてください。

対策の基本は「掃除・消毒・侵入経路の封鎖」の3ステップです。

少量・手が届く範囲であれば適切な防護装備で自分でも対応できますが、屋根裏への大量堆積・高所作業・複数の侵入口が疑われる場合は専門業者への依頼がトータルコストを抑える近道です。

コウモリは帰巣本能が強く、全侵入口を同時に封鎖しなければ再発します。

「もう少し様子を見よう」と放置すると、断熱材の交換・木材補修が必要になり費用が大幅に増加するリスクがあります。

コウモリの糞にお悩みの方は、まず無料の現地調査・お見積もりをご活用ください。

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