コウモリの糞の対策方法|NG行動3つと掃除・封鎖を専門家が解説
コウモリの糞を発見したときにまずすべきことは、「触らない・吸わない・捕まえない」の3つです。
糞の対策は①掃除・②消毒・③侵入経路の封鎖の3ステップが基本で、この順番を守ることが安全かつ再発防止につながります。
放置すると感染症・悪臭・建物腐食のリスクが重なり、修繕費が増えるおそれがあります。
早めの対応が、トータルの費用を抑えるポイントです。
なお、コウモリの捕獲・殺傷は鳥獣保護管理法で禁止されており、違反すれば1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科される可能性があります(環境省:鳥獣の捕獲許可)。
一般の方が合法的にできる作業は「追い出し」「清掃」「侵入口の封鎖」のみです。
まず確認:やってはいけないNG行動3つ
①糞を素手で触る……病原菌・ダニが手に付着し感染リスクが生じます
②コウモリを捕まえる・殺す……鳥獣保護管理法違反です
③掃除機で吸う……糞の粉塵が排気口から室内に拡散し、胞子を吸い込む危険があります
- 本記事の法的注意事項について
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・薬剤・忌避剤の使用について
忌避剤や殺虫剤の使用は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」に基づき適切に行ってください。
詳細:厚生労働省・コウモリの取り扱いについて
コウモリは「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)」の保護対象です。捕獲・殺傷は原則禁止されており、違反した場合は1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科されます。許可なく行える作業は「追い出し」「清掃」「侵入口の封鎖」のみです。
詳細:環境省自然環境局野生生物課・地域別規制
お住まいの自治体により独自の条例がある場合があります。作業前に自治体へ確認しておくのがおすすめです。・記事内の調査データについて
本記事で引用している数値は、廣光が2025年に実施した「害獣駆除業者利用実態調査」(害獣駆除業者の利用経験者49名/クラウドソーシングによるWebアンケート)に基づいています。
全国の利用者を対象とした害獣駆除全般の調査であり、特定の地域や害獣に限定した結果ではありません。※この記事は2026年10月時点の情報に基づいています。サービス内容や料金、法規制等は変更される場合がありますので、最新情報は各サービス提供会社および関係機関にご確認ください。
※害獣駆除の効果には個体差・環境差があります。記載された費用目安等は一般的な参考値であり、すべてのケースでの効果を保証するものではありません。
コウモリの糞の見分け方|ネズミとの違い

「これはコウモリの糞なのか?」と判断できなければ、適切な対策が取れません。
コウモリの糞には形状・質感・場所に特有のサインがあります。
コウモリの糞の4つの特徴
・大きさ:長さ5〜10mm・直径2〜3mm程度の細長い楕円形
・色:黒〜濃い茶色で、時間が経つと灰色がかる
・質感:乾燥してもろく、触れると崩れて粉状になる(ネズミの糞より軽い)
・内容物:昆虫の羽・甲殻が混入しており、光に当てると光沢が確認できる
コウモリとネズミ・ヤモリの糞の見分け方
| 項目 | コウモリ | ネズミ | ヤモリ |
| 大きさ | 5〜10mm × 2〜3mm | 4〜20mm | 5〜8mm × 2〜3mm |
| 質感 | 乾燥・もろい・粉状に崩れる | 硬い・表面に光沢あり | 先端が白い(尿酸部分) |
| 内容物 | 昆虫の羽・甲殻(光沢あり) | 穀物・食べ物の残骸 | 昆虫の残骸(コウモリに類似) |
| 落ちる場所 | 軒下・ベランダ手すり下・屋根裏 | 壁際・食料周辺・通り道 | 窓枠・外壁・玄関周辺 |
糞が落ちやすい場所
・軒下・破風板周辺:コウモリが休憩・ねぐらにしやすい
・ベランダの手すりや壁面:飛来ルートの真下に落下
・屋根裏・天井裏:大量の糞が堆積しやすく発見が遅れる
・換気口・エアコンの室外機周辺:隙間から侵入した場合の痕跡
コウモリの糞を放置する3つの危険性

廣光の独自アンケート(廣光調べ・n=49・2025年実施)では、害獣被害に気づいたきっかけとして「糞尿の臭い」が24.5%、「糞の発見」が18.4%でした。
糞を放置したときの被害は、大きく3つに分かれます。
危険①:感染症やアレルギーなどの「健康被害」
コウモリの糞には病原体が含まれる可能性があり、乾燥した糞の粉塵を吸い込まないよう注意が必要です。
注意したいのは次の3点です。
・ヒストプラズマ症:海外ではコウモリや鳥の糞に含まれる真菌で肺の感染症が起きる例が知られています(日本では年間数例の輸入例)。粉塵を吸い込まない対策が大切です
・ダニ・ノミによるアレルギー:ダニの死骸やフンが、アレルギー性鼻炎・皮膚炎の原因になることがあります
・コウモリに寄生するダニ:コウモリマルヒメダニなどが室内に入り、人を刺すことがあります
掃除機で糞を吸うと排気口から粉塵が室内に広がるため、掃除機は使わないのがおすすめです。
危険②:ダニ・ノミや悪臭を招く「二次的な衛生被害」
・ダニの発生:コウモリが住み着くと、コウモリから離れたダニが室内に入り、人を刺すことがあります
・悪臭の拡散:糞・尿が蓄積すると独特の刺激臭が天井裏から室内に染み出し、夏場は臭いが強くなりがちです
・虫が集まる:糞や死骸の周りに虫が集まることもあります
危険③:建物の腐食と「資産価値の低下」
・木材・断熱材の腐食:屋根裏に糞・尿が堆積すると木材の腐食や断熱材の劣化につながり、修繕費がかさむ原因となります
・天井へのシミ・腐敗:尿が染み込むと天井板にシミが現れることもあるため、注意が必要です
・資産価値の低下:売却・賃貸の際に「コウモリ被害あり」と判明すると買い手・借り手がつきにくくなる可能性があります
コウモリの糞を安全に掃除する5ステップ

ベランダなど手が届く範囲の少量の糞であれば、正しい防護装備があれば自分でも清掃可能です。
屋根裏に大量堆積している場合や高所作業が必要な場合は業者に任せるのがおすすめです。
掃除の5ステップ
必須の準備物
・使い捨てゴム手袋
・N95規格以上の防塵マスク(一般的なマスクは不可)
・使い捨て防護服またはカッパ
・ゴーグル
・霧吹き(水で糞を湿らせて粉塵を抑える)
・使い捨てウエスまたはティッシュペーパー
・二重にできるビニール袋
・次亜塩素酸ナトリウム系消毒液(漂白剤等)
・ステップ①:防護装備を着用する
作業前にN95マスク・ゴーグル・手袋・防護服をすべて着用します。一部でも省略すると感染リスクが残ります。
・ステップ②:糞を水で湿らせる
霧吹きで糞全体に水を吹きかけます。乾燥した糞は触れると粉塵が舞い上がるため、湿らせることで粉塵を吸い込むリスクを下げられます。
・ステップ③:ウエスで拭き取り、密閉廃棄する
湿らせた糞を使い捨てウエスで丁寧に拭き取り、ビニール袋(二重)に入れてしっかり口を縛ります。粉塵が舞うため、掃除機は使いません。
・ステップ④:消毒する
糞があった箇所に次亜塩素酸ナトリウム系消毒液をスプレーし、しばらく置いてから再度拭き取ります。
・ステップ⑤:廃棄物を処理し、手洗い・うがいをする
使用した手袋・防護服もビニール袋に密封して廃棄します。作業後は、石けんでの手洗いとうがいまで済ませると安心です。
屋根裏・天井裏での作業には転落の危険が伴うため、範囲が広い場合や高所作業が必要な場合は、業者への相談がおすすめです。
コウモリの再侵入を防ぐ|侵入経路の封鎖

糞を掃除しても、コウモリには同じ場所に戻ってくる「帰巣本能」があります。
再発を防ぐには、追い出した後に侵入経路を塞ぐ作業が欠かせません。
コウモリの主な侵入経路
コウモリはわずか5㎜の隙間から侵入できます。
廣光の現地調査で確認した侵入口は、平均15〜30箇所です。
・屋根瓦と軒先の隙間:侵入口になりやすい場所。古い家屋ほど隙間が広がりやすい傾向があります
・破風板・軒天板の亀裂:経年劣化で生じた隙間も侵入ルートのひとつです
・換気口・通気口:ネットが劣化・破損していると、そこから入り込むことがあります
・エアコンの配管穴周辺:パテの劣化で隙間ができやすい場所です
・玄関・窓の隙間:日中開放しているとそのまま飛び込むケースもあります
廣光が対応した長崎県南島原市の事例では、エアコンの通気口に付いた糞をきっかけに調べたところ、外壁のわずかな隙間から侵入していました。
封鎖に使う資材
| 資材名 | 用途・特徴 | 適した場所 |
| 金属メッシュ(ステンレス製) | 錆びにくく、耐久性が高い | 換気口・通気口 |
| パンチングメタル | 1〜2mm以下の孔径で侵入を物理的に防止 | 軒先・破風板の隙間 |
| 防水パテ・シーリング材 | 細かい亀裂・隙間の充填に有効 | エアコン配管周辺・亀裂 |
| 防鳥ネット | 広範囲をカバー。目が粗い製品は不可 | ベランダ・大きな開口部 |
DIY封鎖の注意点
・コウモリがいる状態で封鎖しない:中に閉じ込めると死骸が腐敗し、さらに深刻な被害になります
・外に出た後を狙う:コウモリは日没前後にエサを取りに外へ出るため、出た後に侵入口を塞ぐ「追い出し封鎖」が基本です
・すべての侵入口を同時に塞ぐ:1箇所だけ塞いでも別の隙間から入ります。再発を防ぐには、全箇所をまとめて塞ぐ必要があります
・高所作業は転落リスクがある:屋根上・破風板周辺の作業は安全装備と経験が必要です
\屋根裏・高所の封鎖も自社施工で対応/
自分で駆除・掃除をしてはいけないケースと法律

コウモリは鳥獣保護管理法の保護対象で、許可なく捕まえることはできません。
捕獲・殺傷は法律で禁じられており、『追い出し・清掃・侵入口の封鎖』が、一般の方が合法的にできる対策です。
自分で掃除・対処しない方がよいケース
・屋根裏・天井裏に大量の糞が堆積している:専門の防護装備・清掃技術が必要です
・高所(屋根・破風板周辺)での作業が必要:転落・落下事故のリスクがあります
・侵入箇所が多く、全体像が把握できない:自力で見つけて塞げるのは1〜3箇所程度にとどまるケースが多く、再発につながります
・家族にアレルギーや呼吸器疾患がある:粉塵を極力出さない専門作業が安心です
・糞が広範囲・長期にわたって堆積している:断熱材の交換や木材の補修が必要なケースがあります
廣光が対応した熊本県玉名市の事例では、屋根に近い場所の臭いが消えないというご相談から屋根裏を調べ、コウモリの糞が残っているのを確認しました。
コウモリを追い出したうえで、糞の撤去・清掃と消毒・除菌まで行っています。
コウモリを自分で「駆除(捕獲・殺傷)」してはいけない理由と違反時の罰則
コウモリはすべての種が「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)」の保護対象です。(環境省自然環境局 野生生物課)
| 禁止行為 | 違反時の罰則 |
|
無許可での捕獲・殺傷・飼養・譲渡 |
1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金(鳥獣保護管理法第83条:環境省) |
一般の方が「合法的に」できる対策
・忌避剤の設置:コウモリが嫌う臭い・成分の製品を侵入経路や休憩場所に設置(追い出し目的は合法)
・光による忌避:ライトを使ってコウモリが嫌う環境を作る
・超音波発生器の設置:コウモリが嫌がる超音波で自然に離れさせる(ただし効果は限定的)
・侵入経路の物理的封鎖:コウモリが外に出た後に侵入口を塞ぐ(中に閉じ込めないこと)
・糞の清掃・消毒:適切な防護装備を使用した糞の除去・消毒
コウモリ駆除を業者に依頼する場合の費用目安

廣光の独自アンケート(廣光調べ・費用の設問はn=41・2025年実施)では、害獣駆除の実際の平均費用は65,800円、中央値は48,500円でした。
コウモリは屋根裏・高所への対応が必要なため、費用目安はやや高めになる傾向があります。
費用の目安
| 作業内容 | 費用目安 | 備考 |
| 追い出し+侵入口封鎖(簡易) | 3〜8万円 | 小規模・侵入箇所が少ない場合 |
| 追い出し+全箇所封鎖+清掃・消毒 | 15〜30万円 | 標準的な対策工事 |
| 足場が必要な高所作業を含む場合 | 30〜50万円以上 | 屋根・破風板周辺は足場代が別途必要 |
| 断熱材交換・木材補修を含む場合 | 30万円以上 | 長期被害・腐食がある場合 |
廣光害獣対策専門店の特徴
・対応エリア:福岡・佐賀・大分・長崎・熊本・山口の6県
・完全自社施工:下請けを使わず、技術・品質を一貫管理
・最長10年保証:施工後も長期にわたって再発をサポート
・施工実績:公開事例664件のうちコウモリは127件(2026年8月時点)
・受付:電話 092-707-9939(9:00〜18:00)/メール・LINE 24時間受付
・料金:22,000円〜(税込)(現地調査・見積もり無料)
\現地調査・お見積もりは無料です/
コウモリの糞対策に関するよくある質問

コウモリの糞・対策について、実際に寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。
有効な予防策として、①忌避剤(ハッカ油・木酢液系)の定期設置②換気口・通気口の金属メッシュ補修③建物の亀裂・隙間をシーリング材で充填、などがあります。
忌避剤の効果は一時的なため、定期的な補充が必要になります。
根本的に予防するなら、侵入経路を物理的に塞ぐ方法がおすすめです。
相談することは可能ですが、自治体が直接駆除・封鎖作業を行うことはほとんどありません。
対応は、法律の説明や相談先の案内が中心となります。
被害が大きい場合は、早めに専門業者へ相談するのがおすすめです。
追い出しただけでは、戻ってくるケースが多くあります。
コウモリには強い帰巣本能があり、同じねぐらに戻る習性があるからです。
追い出した直後に侵入経路をすべて塞がないと、1〜2箇所だけ塞いでも残りの侵入口から入り込まれてしまいます。
プロによる全箇所の調査と封鎖で、再発のリスクを下げられます。
まとめ|コウモリの糞対策は早期対応が肝心

コウモリの糞を見つけたら、まず素手で触らず・掃除機を使わず・コウモリを捕まえないという3つのNG行動を避けるのが基本となります。
対策の基本は「掃除・消毒・侵入経路の封鎖」の3ステップです。
少量・手が届く範囲であれば適切な防護装備で自分でも対応できますが、屋根裏への大量堆積・高所作業・複数の侵入口が疑われる場合は、専門業者への依頼で結果的に費用を抑えられることがあります。
コウモリは帰巣本能が強いため、侵入口をすべてまとめて塞がない限り再発を防げません。
「もう少し様子を見よう」と放置すると、断熱材の交換・木材補修が必要になり費用がかさむおそれもあります。
廣光は福岡・佐賀・大分・長崎・熊本・山口の6県に対応しており、現地調査・お見積もりは無料で承ります。
\完全自社施工と最長10年保証で安心/










