テンとイタチの違いと見分け方を徹底解説|屋根裏被害・駆除・法律まとめ
テンとイタチは、体の大きさ・胸元の模様・しっぽを見ると見分けられます。
テンは頭胴長44〜55cmとひと回り大きく、しっぽがふさふさしていて胸元に黄色い斑紋があります。
一方、イタチは頭胴長28〜40cmと小柄で、細い隙間からでも入り込める細長い体つきが特徴です。
この記事では、見た目の違いはもちろん、屋根裏での見分け方や被害の特徴、法律上の注意点までわかりやすく解説します。
- 本記事の法的注意事項について
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法的注意事項について
- 薬剤の使用について
殺鼠剤や化学薬品の使用については、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」に基づき適切に行ってください。
詳細: 厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/ - 動物愛護について
害獣駆除であっても「動物の愛護及び管理に関する法律」第44条により、みだりに動物を殺傷することは禁じられています。(占有下に入った場合は適用対象となる場合があります)
詳細: 環境省動物愛護管理室 https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/ - 鳥獣保護管理法
イタチ、ハクビシン等の駆除には「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」に基づく許可が必要です。
詳細: 環境省自然環境局野生生物課 https://www.env.go.jp/nature/choju/ - 消費者保護について
害獣駆除サービスの利用に際しては、消費者契約法等の関連法規を遵守し、適切な契約手続きを行ってください。
詳細: 消費者庁 https://www.caa.go.jp/
※この記事は2026年7月時点の情報に基づいています。サービス内容や料金、法規制等は変更される場合がありますので、最新情報は各サービス提供会社および関係機関にご確認ください。
※害獣駆除の効果には個体差・環境差があります。記載された成功率や効果は一般的な目安であり、すべてのケースでの効果を保証するものではありません。
- 薬剤の使用について
テンとイタチの違いを比較表で確認|見分けるポイント

テンとイタチは同じイタチ科に属し、細長い体と茶系の毛色が共通点です。
ただし、体格・毛色・顔・しっぽ・足跡を比べると、はっきりした違いが見えてきます。
| 比較項目 | テン | イタチ(ニホンイタチ・チョウセンイタチ) |
| 体長(頭胴長) | 44〜55cm | 28〜40cm |
| 体重 | 900〜1,500g前後 | 60〜820g(メスは特に小さい) |
| 夏毛の色 | 黒ずんだ黄褐色〜赤褐色 | 明るい茶色〜赤みがかった茶色 |
| 冬毛の色 | 濃い茶色〜黒褐色 | 夏毛より濃くなる傾向(季節変化は少ない) |
| 胸元の模様 | 黄色いエプロン状の斑紋(胸斑)が通年見られる | 目立った模様はない |
| 顔・耳 | 夏は顔が黒っぽく、冬は白っぽい。耳が丸く大きめ | 顔が細長く、目の周りが黒い。口元が白っぽい |
| しっぽ | 毛がふさふさで太く長い | 短めで毛量が少ない |
| 足跡 | 幅3〜4cm、5本指(はっきり残る) | 幅2〜3cm、5本指(軽いため3〜4本しか残らないことも) |
出典:国立環境研究所 侵入生物DB「ニホンイタチ」/国立環境研究所 侵入生物DB「チョウセンイタチ」/国立環境研究所 侵入生物DB「ホンドテン」
胸元の黄色い斑紋(胸斑)も、テンを見分けるうえで見逃せないポイントです。
足跡の大きさや指の跡などを、フンや侵入口などほかの痕跡とあわせて確認すると判断しやすくなります。
体の大きさ・体重の違い
テンはイタチよりひと回り以上大きく、体重にも大きな差があります。
屋根裏の足音も異なることがありますが、建物の構造や個体差によっても変わるため、あくまで参考程度に考えてください。
イタチ、特にメスは体重が数百g以下とかなり軽く、比較的軽めの音になることが多いです。
テンは体重があるぶん、やや重みのある音が出やすいです。
毛色・季節による変化(夏毛・冬毛)
テンは季節による換毛(毛の生え変わり)が顕著で、特に顔の色が季節ごとに変わるのが大きな特徴です。
夏は顔が黒っぽく、冬になると白っぽくなります。
また、胸元に黄色いエプロン状の斑紋(胸斑)があり、これが「テン」と判断するうえで最もわかりやすいポイントです。
イタチは夏毛・冬毛の差がテンほど大きくなく、全体的に明るい茶色系の毛色を維持します。
顔・しっぽの形で見分ける方法
顔の形はテンがやや丸みのある印象、イタチが細長くとがった印象です。
しっぽはテンが長くふさふさしているのに対し、イタチはやや短くすっきりしています。
ただし、動いている状態で瞬時に判別するのは難しいため、現場に残った足跡やフンから確認するのが現実的です。
足跡のサイズは姿よりも確認しやすく、テン(3〜4cm)とイタチ(2〜3cm)で明確な差があります。
屋根裏にいるのはテン?イタチ?判断する方法

姿を確認できなくても、音・鳴き声・フン・臭い・侵入口のサイズから、テンかイタチかをある程度絞り込めます。
| 確認項目 | テンの特徴 | イタチの特徴 |
| 足音(目安) | やや重みのある音になることが多い | 比較的軽い音になることが多い |
| 鳴き声 | 「フィヤフィヤー」「ギュゥギュギュ」と低め | 「キュッキュッ」「ピィー」と甲高い |
| フン | やや太く大きめ。動物の毛や骨・果物の種が混じることが多い | テンよりやや小さく、湿り気を帯びていることが多い |
| 臭い | 強烈な獣臭・糞尿臭 | 強烈な臭い(マーキング臭が強い傾向) |
| 侵入口の目安 | 6〜10cm程度の隙間 | 2〜3cmの細い隙間でも侵入可能 |
複数の項目が当てはまるほど可能性が高くなります。
ただし、音や臭いだけで確定的な判断は難しいため、迷ったら専門業者に調査を依頼するのが確実です。
テンの可能性が高いケース
以下の状況が当てはまる場合、屋根裏に住み着いているのはテンである可能性が高いです。
- 夜間に重みのある足音がする
- 「フィヤフィヤー」という低めの鳴き声が聞こえる
- フンがやや大きめで、強い獣臭がある
- 足跡が幅3〜4cm程度で、5本指がはっきり残っている
- 換気口や軒先など、やや大きめの開口部の周辺に痕跡がある
当てはまる項目が多い場合はテンの可能性が高まりますが、複数の動物が同時に入り込んでいるケースもあります。
イタチの可能性が高いケース
以下に当てはまる場合は、イタチの可能性があります。
イタチは体が小さく、2〜3cmの隙間からでも侵入できるため、侵入口の特定が特に難しいのが特徴です。
- 比較的軽い足音が聞こえる
- 「キュッキュッ」「ピィー」という甲高い声が聞こえる
- フンが湿り気を帯びていて小さい
- 配管周りや床下など、細い隙間の多い箇所に痕跡がある
いずれにせよ、テン・イタチのどちらかが住み着いているなら早めの対応が被害を最小限に抑えます。
テン・イタチ以外の動物の可能性もある場合はイタチに似た動物7種の見分け方もご参照ください。
テンとイタチによる被害の違い

テンとイタチはどちらも屋根裏・天井裏に住み着くことで同様の被害をもたらしますが、体格差や習性の違いから被害の規模・特徴に差が出ることがあります。
特に注意したいのは発見の遅れです。
イタチは体が小さく足音も軽いため、住み着いてからかなり時間が経って初めて気づくケースがあります。
| 被害項目 | テン | イタチ |
| 糞尿・悪臭 | 大きい個体のため糞の量が多く、臭いが強烈 | マーキング臭(肛門腺の分泌液)が強く、少量でも悪臭を放つ |
| 断熱材・天井 | 体が大きいため断熱材をより広範囲に踏み荒らす | 細かい場所まで入り込み、断熱材を巣材に利用することも |
| 配線被害 | かじる・踏み荒らすことで断線リスク | 細い隙間を通る際に配線をかじることがある |
| 病原菌リスク | 糞尿やノミ・ダニを介して病原菌を媒介する可能性があります | 糞尿やノミ・ダニを介して病原菌を媒介する可能性があります |
| 発見の遅れ | 大きいため足音等で比較的早期に気づきやすい | 小さく軽いため気づくのが遅れがちで被害が進行しやすい |
| その他 | 果実・小動物を捕食。農業被害に直結することも | マーキング臭が家全体に染みつくことも。鶏や小動物を襲うことがある |
どちらも放置すると断熱材の交換・天井の修繕が必要になるケースが多く、被害が長期化するほど修繕費用が膨らみます。
「音がするな」と感じた段階で、早めに対応することが被害拡大を防ぐ鍵です。
イタチの被害が疑われる場合はイタチを見たらすぐやること3つもあわせてご覧ください。
テンとイタチに関する法律|勝手に捕獲・駆除できない理由

テンとイタチはどちらも鳥獣保護管理法に定められた保護対象で、無許可での捕獲・殺傷は違法です。
「害獣だから」という理由だけでは捕獲できません。
鳥獣保護管理法の対象/天然記念物ではない
テンとイタチは天然記念物ではありませんが、いずれも鳥獣保護管理法の対象です。
ニホンイタチは在来種、チョウセンイタチは外来種ですが、どちらも原則として無許可で捕獲・殺傷することはできません。
また、対馬に生息するツシマテンは国の天然記念物に指定されており、特に厳しく保護されています。
被害が発生した場合でも、捕獲を行うには自治体(都道府県・市町村)の許可が必要となるため、自分で捕まえたり処分したりすることは避けるのがおすすめです。
罰則と捕獲許可の手続き
鳥獣保護管理法に違反した場合、次の罰則が科される可能性があります。
- 無許可での捕獲・殺傷:1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金
- 捕獲許可を得るには:自治体(都道府県・市町村)への捕獲許可申請が必要。「有害鳥獣捕獲」として認められるためには被害の事実確認や隣接地への通知など手続きが伴う
手続きに時間がかかるうえ、個人申請は難しいケースもあります。
捕獲が必要な場合は、法令に基づく必要な許可を得たうえで対応できる専門業者へ相談するのが安心です。
参考:環境省自然環境局野生生物課 https://www.env.go.jp/nature/choju/
テン・イタチを自分で対策する方法と限界

市販の忌避剤や超音波機器など、自分でできる対策はいくつかあります。
ただし、どの方法にも限界があり、再発を防ぐには侵入口の封鎖まで行うことが重要です。
忌避剤・超音波機器の効果と限界
自分でできる対策には、次のような方法があります。
- 忌避剤(スプレー・固形タイプ):侵入口や通り道に設置。一時的な効果は期待できますが、時間の経過とともに慣れてしまい効果が薄れることがあります
- 超音波機器:設置当初は忌避効果が見込めますが、慣れてしまうと効果がなくなることがあります
- 燻煙剤(バルサン等):一時的な追い出しには有効だが、侵入口を塞がないとすぐ戻ってくる
- 侵入口の封鎖(部分的):金網・パンチングメタル(小穴の開いた金属板)で塞ぐ方法。自力では見落とし多数となりやすい
- 環境改善:食べ物の管理・草刈りなど。予防には向いているが、すでに住み着いた個体の追い出しにはならない
これらの方法は、一時的な追い出しや予防には役立つ場合があります。
忌避剤の効果的な使い方についてはイタチの嫌がるもの|匂い・光・音の効果と限界で詳しく解説しています。
しかし、侵入口を塞がなければ再び侵入される可能性があり、住み着いた個体を根本的に解決するのは簡単ではありません。
自力対策が失敗しやすい3つの理由
テンやイタチの被害は、追い出すだけでは解決しないケースが多くあります。
自力での対策が難しい理由は、主に次の3つです。
- 侵入口を見つけきれない:テンやイタチはわずかな隙間から侵入します。屋根・軒下・換気口・床下など侵入口が複数あることも多く、すべてを特定して塞ぐのは簡単ではありません。
- 追い出しても戻ってくることがある:テンやイタチは、一度住み着いた場所へ再び戻る習性があります。追い出しに成功しても、侵入口が残っていれば再侵入される可能性があります。
- 法律上できない対策がある:テンやイタチは鳥獣保護管理法の対象です。捕獲や殺傷には原則として許可が必要なため、自己判断で対処すると法令違反となるおそれがあります。
このように、自力対策だけでは被害を繰り返してしまうケースも少なくありません。
再発を防ぐには、追い出しだけでなく侵入口の封鎖まで行うことがポイントです。
屋根裏にいる動物の正体が気になる方は天井裏・屋根裏の動物の正体5種と見分け方もご参考ください。
屋根裏に住み着いた場合は専門業者への相談がおすすめ

屋根裏にテン・イタチが住み着いている場合、追い出しだけでは再発しやすく、侵入口の封鎖まで含めた対応が必要です。
自力での対処が難しいと感じたら、再発防止工事まで一括で対応できる専門業者への相談をおすすめします。
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| STEP 02 | 最短30分で駆け付け | 近くで待機中のスタッフが最短30分で現場へ急行します(交通状況により変動)。 |
| STEP 03 | 現地調査・見積もり | 天井裏・床下の写真・動画を撮影しながら調査。その場でお見積りを提示します。 |
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テン・イタチ駆除に関するよくある質問

テンとイタチに関してよく寄せられる疑問に回答します。
テンとイタチはどちらが被害が大きいですか?
一般的には、体格の大きいテンの方が糞の量が多く、断熱材を踏み荒らす範囲も広くなります。
一方、イタチは2〜3cmの細い隙間からも侵入でき、気づくのが遅れて被害が進行しやすい動物です。
どちらも早期発見・早期対応が重要で、いずれの場合も放置は禁物です。
テンとイタチはペットのフェレットと違いますか?
フェレットはヨーロッパケナガイタチを家畜化したもので、テン・イタチとは別の動物です。
ただし外見が似ているため、混同されることがあります。
野生動物かどうか判断できない場合は、自分で捕まえようとせず専門業者への相談がおすすめです。
駆除を依頼するとどのくらいの費用がかかりますか?
費用は被害の規模や建物の構造によって異なります。
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まとめ|テン・イタチが疑われたら早めにご相談を

テンとイタチは外見が似ていますが、体格・毛色・フン・侵入口のサイズなどを組み合わせれば区別できます。
屋根裏で音や痕跡が気になったら、早めに確認するのがおすすめです。
どちらも鳥獣保護管理法の保護対象のため、無許可での捕獲・殺傷は違法。
自力で対処しようとすると再発しやすいだけでなく、法律違反になるリスクも伴います。
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