動物の足跡の見分け方|指の数・大きさ・爪痕で害獣とネコを一覧判別
動物の足跡は、「①指の数 ②足跡の大きさ ③爪痕・肉球の形」の3点を見れば、家のまわりに来ている動物の大半を絞り込めます。
4本指で爪痕がなければ猫、4本指で爪痕があればタヌキ、5本指なら大きさでアライグマ・ハクビシン・イタチを判別する、という流れが基本です。
この記事では、害獣5種と、間違えやすい猫の足跡を一覧表で比較し、庭・雪・天井裏など場所ごとの見方や、足跡を見つけたあとの正しい対処法までまとめました。
福岡・佐賀をはじめ6県で害獣対策を手がける廣光が、現場の知見をもとに解説します。
- 「本記事の法的注意事項について」
-
・薬剤の使用について
忌避剤や殺鼠剤などの使用は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」に基づき適切に行ってください。
詳細:厚生労働省・動物愛護について
害獣であっても「動物の愛護及び管理に関する法律」第44条により、みだりに動物を殺傷することは禁じられています。
詳細:環境省 動物愛護管理室・特定外来生物の取り扱いについて
アライグマは「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」の対象です。飼養・運搬・放出などが規制されており、違反には行為に応じて最大で3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金が科されます。
詳細:環境省 自然環境局・鳥獣保護管理法
ハクビシン・タヌキ・イタチ・テン・アナグマは「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)」の対象です。無許可での捕獲・殺傷は禁じられており、違反すると1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科されます(2025年6月施行の改正刑法で「懲役」は「拘禁刑」に一本化されました)。
詳細:環境省 自然環境局野生生物課・地域別の規制について
お住まいの自治体ごとに独自の条例がある場合があります。捕獲などを検討する前に、必ず管轄の自治体窓口にご確認ください。
※この記事は2026年6月時点の情報に基づいています。サービス内容や料金、法規制等は変更される場合がありますので、最新情報は各サービス提供会社および関係機関にご確認ください。
※害獣駆除の効果には個体差・環境差があります。記載された内容は一般的な目安であり、すべてのケースでの効果を保証するものではありません。
✔動物の足跡を見分ける3つの基本ポイント
✔迷いやすい足跡の見分け方
✔場所別|庭・雪・天井裏での足跡の見方
✔足跡以外で動物を特定する方法
動物の足跡を見分ける3つの基本ポイント

足跡を見るときは、いきなり動物名を当てようとせず、まず3つの特徴を順番にチェックします。
この3点を押さえるだけで、候補をぐっと絞り込めます。
①指の数で見分ける
指の数は、最初にチェックすべき最大のポイントです。
足跡に残る指の本数で、大きく2つのグループに分かれます。
| 4本指のグループ | 5本指のグループ |
|
・猫:丸い肉球が4つ |
・アライグマ:人の手のように指が細長い |
ネズミは特殊で、前足が4本指・後足が5本指です。足跡そのものが1〜2cmと小さく、点が連なって見えます。
②足跡の大きさで見分ける
指の数で候補を絞ったら、次は大きさです。
小・中・大の3グループに分けると判別しやすくなります(数値は一覧表を参照)。
・小(約1〜3cm):ネズミ・イタチ
・中(約3〜5cm):猫・ハクビシン・タヌキ
・大(約6〜7cm):アライグマ
大きさはあくまで目安で、個体差や地面の状態で前後します。指の数や爪痕と組み合わせて判断してください。
③爪痕・肉球の形で見分ける
同じ指の数でも、爪痕の有無で動物が分かれます。
これは爪を引っ込められるかどうかの違いによるものです。
・爪痕が残る:犬・タヌキ・アライグマ・アナグマ(アライグマは鋭く明瞭)
・爪痕が残らない・不明瞭:猫(爪を引っ込めるため)・ハクビシン・イタチ
たとえば4本指で爪痕がなければ猫、4本指で爪痕があればタヌキ、と一気に絞り込めます。
【一覧表】動物別の足跡の特徴を比較

害獣5種と、間違えやすい猫の足跡を一覧にまとめました。
指の数・大きさ・形状・爪痕の4点で比較できます。
| 動物 | 指の数 | 大きさの目安 | 形状・特徴 | 爪痕 |
| ネズミ | 前足4本・後足5本 | 約1〜2cm | 点状で小さく、連なって付く。 尾を引いた線が残ることも |
ほぼ目立たない |
| イタチ | 5本 | 約2〜3cm | 体が軽いため不鮮明になりやすい。 手のひらが三角に近い |
出にくい |
| 猫 | 4本 | 約3cm | 丸くコンパクト。 肉球の間隔がやや広い |
なし (爪を引っ込める) |
| ハクビシン | 5本 | 約4〜5cm | 犬に似た楕円形。 指が縦に長く並ぶ |
不明瞭 |
| タヌキ | 4本 (5本目は着かない) |
約3〜4cm | 梅の花のような丸い形。 猫に似るが爪痕で区別 |
明瞭に残る |
| アライグマ | 5本 | 約6〜7cm | 人の手のように指が細長い。 掌と指が一体で残る |
鋭く明瞭に残る |
※大きさは前足のおおよその目安です。個体差や地面の状態で変わります。
迷いやすい足跡の見分け方

見た目がよく似ていて、見た目がよく似た組み合わせがあります。
決め手になるポイントを押さえれば、落ち着いて判別できます。
タヌキとアライグマの足跡の違い
決め手は指の数です。タヌキは4本指で梅の花のような丸い形、アライグマは5本指で人の手のように指が細長く伸びます。
・タヌキ:4本指・丸い形・歩き方がジグザグになりやすい
・アライグマ:5本指・指が長い・木登りが得意で雨どいや屋根にも痕跡が残る
雨どいや屋根の上で足跡を見つけた場合は、登るのが苦手なタヌキより、アライグマやハクビシンの可能性が高くなります。
ハクビシン・イタチの見分け方
どちらも5本指ですが、足跡の大きさで区別できます。
ハクビシンは約4〜5cm、イタチは約2〜3cmと小さめです。
・ハクビシン:犬に似た楕円形でやや大きい。電線や雨どいを伝って屋根に侵入
・イタチ:小さく軽いため足跡が不鮮明。3cmほどの隙間にも入り込む
猫・犬の足跡との違い
猫も犬も指は4本で、決め手は爪痕の有無です。
猫は爪を引っ込められるため爪痕が残らず、犬は爪が出たままなので爪痕が一緒に残ります。
・猫:爪痕なし・丸くコンパクト・足跡が一直線に並びやすい
・犬:爪痕あり・やや大きく横に広がる
4本指で爪痕がなければ猫、4本指で爪痕があればタヌキか犬、と覚えておくと混乱しません。
場所別|庭・雪・天井裏での足跡の見方

足跡は残る場所によって見え方が変わります。
場所ごとの判別のコツを紹介します。
庭で見つけた小さい足跡
庭の土や花壇のやわらかい地面には、足跡が立体的に残りやすいです。
まず大きさを測り、指の数と爪痕を確認しましょう。
・1〜2cmの点状ならネズミ
・4〜5cmで梅の花形ならタヌキ、楕円形ならハクビシン
・6〜7cmで指が長ければアライグマ
雪の上の足跡で判別する方法
雪は足跡がくっきり残るため、判別の好条件です。
連なった足跡の「歩き方」も手がかりになります。
・足跡が一直線に並ぶ:猫
・ジグザグに歩く:タヌキ
・歩幅が広く指が長い大きな跡:アライグマ
雪が深いときは体の跡が残り、足跡の形がぼやけることもあります。
複数の足跡を見比べて判断してください。
天井裏・屋根裏の足跡
天井裏や屋根裏は、ホコリの上に足跡が残ります。
ネズミが残す足跡や汚れの跡はラットサインと呼ばれ、侵入経路を特定する手がかりになります。
・点状の小さな足跡:ネズミ
・壁や柱に沿った黒いこすり跡:ネズミが繰り返し通った跡
・かじり跡・糞・尿のシミ:ネズミやその他の害獣のサイン
4〜5cm以上の足跡が天井裏にある場合は、ハクビシンやアライグマなど中型の害獣が侵入している可能性があります。
足跡以外で動物を特定する方法

足跡が見つからない、または判別しきれないときは、糞や音といった他の手がかりを合わせて確認します。
糞の形・場所で見分ける
糞は動物ごとに大きさや残し方に特徴があります。
・ネズミ:米粒〜1cm程度の黒い糞が散らばる
・ハクビシン:同じ場所に繰り返す「ため糞」。種子が混じることが多い
・イタチ:細長くねじれた糞で、強い臭いを伴う
・アライグマ:太く、未消化の果実や種が混じる
鳴き声・足音で見分ける
夜間の物音は、害獣に気づく最初のきっかけになりやすい手がかりです。
当社が実施した害獣駆除業者の利用者49名への調査でも、被害に気づいたきっかけは「夜間の騒音・足音」が最多で55.1%でした。
・「ドタドタ」と重い足音:ハクビシン・アライグマなど中型の害獣
・「カサカサ」「チューチュー」と軽い音:ネズミ
・「キーキー」「ギャー」と甲高い声:イタチやハクビシン
足音の重さや時間帯(多くは夜間)も、動物を絞り込む材料になります。
害獣の足跡を見つけたらどうする?

足跡から害獣の可能性が高いと分かったら、あわてて自己流で動かないことが大切です。
やってはいけない行動と、法律の注意点を確認しましょう。
やってはいけないNG行動
次の3つは、被害の拡大や思わぬトラブルにつながります。
・素手で触る・近づく:糞尿や体に病原菌やダニがいる場合があり、咬まれる危険もあります
・勝手に捕獲する:多くの害獣は無許可の捕獲が法律で禁止されています
・侵入口をすぐ塞ぐ:中に動物がいる状態で塞ぐと、内部で死んで悪臭や害虫の原因になります
動物別に異なる法律の注意点
害獣は種類によって適用される法律が異なります。
無許可での捕獲・殺傷は処罰の対象になるため注意が必要です。
・ハクビシン・イタチ・タヌキ:鳥獣保護管理法の対象。無許可の捕獲・殺傷は1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金(環境省)。ハクビシンは移入時期がはっきりしないため特定外来生物には指定されていません
・アライグマ:特定外来生物法の対象で、飼養・運搬・放出が規制されています。違反は3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金。捕獲には鳥獣保護管理法に基づく手続きも必要です(環境省)
・イエネズミ:鳥獣保護管理法の対象外。ただし薬剤の使用は薬機法に従う必要があります
地域によって独自の条例がある場合もあるため、捕獲を考える前に自治体窓口へ確認してください。
自分でできる対策とその限界
許可が不要な範囲では、追い出しや侵入防止の対策が可能です。
ただし、いずれも限界があります。
・忌避剤(スプレー・ゲル):通り道に設置して嫌がらせる方法。効果は2週間〜1ヶ月ほどで、慣れると効きにくくなります
・超音波・LEDライト:音や光で寄せ付けにくくする方法。一時的な効果にとどまり、住み着いた個体には効果が限られます
・金網・パンチングメタルでの穴埋め:侵入口を物理的に塞ぐ方法。プロは平均15〜30箇所を封鎖しますが、個人では1〜3箇所しか見つけられないことが多く、見落とした隙間から再侵入されます
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動物の足跡に関するよくある質問

足跡や害獣対策について、よく寄せられる質問にお答えします。
足跡が見当たらないのに被害がある場合は?
足跡以外のサインを探してください。
糞や尿のシミ、かじり跡、壁の黒いこすり跡、夜間の物音などが手がかりになります。
天井裏やホコリのたまった場所は足跡が残りやすいため、重点的に確認しましょう。
足跡の写真を撮るときのコツは?
大きさが分かるよう、硬貨や定規など比較できる物を横に置いて撮影してください。
真上から全体を1枚、指や爪痕が分かる寄りを1枚撮ると、種類の特定がしやすくなります。
複数の足跡が並んでいれば、歩き方も分かるよう連続した跡も残しておくと判別に役立ちます。
害獣の足跡は市役所に相談できる?
相談できます。
多くの自治体に害獣・有害鳥獣の相談窓口があり、捕獲許可の手続きや、地域によっては捕獲器の貸し出しを案内してもらえます。
ただし、駆除や対策工事まで行ってくれるわけではないため、被害が出ている場合は専門業者への相談も合わせて検討してください。
まとめ|足跡の3ポイントで動物を見分けよう

動物の足跡は、「①指の数 ②大きさ ③爪痕・肉球の形」の3点で大半を見分けられます。
4本指で爪痕なしなら猫、4本指で爪痕ありならタヌキ、5本指なら大きさでアライグマ・ハクビシン・イタチを絞り込む、という流れが基本です。
足跡を見つけたら、糞や鳴き声などの手がかりも合わせて確認し、素手で触れたり自己判断で捕獲したりしないことが大切です。
被害が出ている、何度も戻ってくるといった場合は、早めの相談が安心につながります。
先の利用者調査でも、被害に気づくきっかけの多くが夜間の物音でした(同アンケート)。
「最近、天井裏で物音がする」と感じたら、被害が広がる前の対応がおすすめです。
廣光は福岡・佐賀・大分・長崎・熊本・山口の6県に対応する害獣対策の専門店。
現場一筋30年の自社施工と、最長10年の再発防止保証で、調査から対策工事まで一貫して対応します。
Googleの口コミ評価は★5.0(44件)をいただいています。
| 株式会社廣光害獣対策専門店 | |
| 住所 | 〒816-0912 福岡県大野城市御笠川6-5-12 |
| 電話番号 | 092-707-9939 |
| 対応エリア | 福岡県・佐賀県・大分県 長崎県・熊本県・山口県 |
| 受付時間 | 電話:9:00〜18:00 メール・LINE:24時間受付 |
| 対応害獣 |
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