コウモリ対策に100均は使える?網目5mmのネット選びと塞げない場所
100均でコウモリ対策ができるのは、網目の細かさ(目合い)が5mm未満のネットで隙間を塞ぐ場合だけです。
コウモリは約5mmの隙間から入るため、それより細かい網であれば通り抜けを防げます。
一方、ハッカ油やCDの効果は一時的で、磁石は効果の裏づけとなる情報を確認できていません。
問題は、侵入口が軒先や屋根まわりなど脚立では届かない場所にあることが多い点です。
100均ネットの網目の選び方と、九州・山口の施工事例5件から見えた「塞げない場所」を順に紹介します。
- 「本記事の法的注意事項について」
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・薬剤の使用について
殺鼠剤や忌避剤の使用は、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」にもとづき、表示された用法の範囲で行う必要があります。
詳細:厚生労働省・野生鳥獣の取り扱いについて
ハクビシン・イタチ・コウモリ・タヌキなどの野生鳥獣は「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)」の対象で、許可なく捕獲することはできません。
詳細:環境省 野生鳥獣の保護及び管理・地域別規制
お住まいの自治体により独自の運用や捕獲許可の手続きが定められている場合があるため、作業前に確認しておくのがおすすめです。・記事内の調査データについて
本記事で引用している数値は、廣光が2025年に実施した「害獣駆除業者利用実態調査」(害獣駆除業者の利用経験者49名/クラウドソーシングによるWebアンケート)に基づいています。
全国の利用者を対象とした害獣駆除全般の調査であり、特定の地域や害獣に限定した結果ではありません。※この記事は2026年9月時点の情報に基づいています。サービス内容や料金、法規制等は変更される場合がありますので、最新情報は各サービス提供会社および関係機関にご確認ください。
100均のコウモリ対策は「隙間塞ぎ」で使う

100均グッズは、追い出しではなく侵入口を塞ぐ目的で使うと効果が続きます。
ハッカ油やCDのような追い出しグッズは、効果が切れると元の状態に戻ります。
コウモリには、一度ねぐらにした場所へ戻る習性があるためです。
「2025年実施 害獣駆除業者利用者調査(N=49・廣光調べ)」でも、業者依頼の前に忌避剤を試した人は32.7%いました。
回答者は全員、最終的に駆除業者へ依頼した人です。
調査は害獣全般が対象で、コウモリに限った結果ではありません。
100均で手に入るグッズの使い道を整理すると、次のとおりです。
- 防虫ネット(網目5mm未満):侵入口を塞ぐ封鎖材として使える
- パテ:配管まわりなど小さな隙間の封鎖に使える
- ハッカ油:匂いで追い出す補助(効果は一時的)
- CD:反射光で威嚇する(慣れると効果が薄れる)
- 磁石:効果の裏づけとなる情報は確認できていない
一方で、中にコウモリがいる状態で塞ぐと、出られなくなった個体が死骸になり、悪臭やダニの発生につながるおそれがあります。
防虫ネットやパテなどの封鎖材は、コウモリが外に出たあとに使うものと考えておくのがおすすめです。
コウモリが入る隙間は5mm|どこから入るのか

コウモリは約5mmの隙間があれば家に侵入できます(廣光の現場データ)。
体を平たくして、わずかな隙間をすり抜けるためです。
侵入口になりやすい場所として、次の5つが挙げられます。
・軒天(のきてん:軒の裏側の板)と外壁の継ぎ目
・換気口
・瓦の重なり部分
・エアコン配管まわり
・戸袋(雨戸をしまう箱)
どの場所も、外から見ると隙間とは気づきにくい細さです。
軒天や瓦まわりのように、地上から目が届きにくい位置にある点も共通しています。
換気口やエアコン配管まわりは、網やパテが古くなって5mm以上の隙間ができていることもあります。

山口県宇部市の現場の換気口まわりにできた隙間
(出典:株式会社廣光害獣対策専門店)
100均のネットは網目で選ぶ|5mmを通さないもの

100均のネットでコウモリ対策に使えるのは、網目が5mm未満のものだけです。
100均の網は、商品によって網目が1mmから20cmまで開きがあります。
園芸用の防虫ネットには「目の大きさ1mm×1mm」と表示された商品があり、5mmの隙間を通しません。
ツル性植物向けの園芸用ネットは網目が20cmあり、コウモリはそのまま通り抜けられます。
ただし、防虫ネットは家庭菜園用の商品で、パッケージには「本来の用途以外に使用しないでください」と記載があり、建物の侵入口を塞ぐ使い方は想定されていません。
100均で塞いだつもりが塞げていない理由

100均で塞いでも再侵入が起きるのは、侵入口の場所・数・塞ぐ順番の3点でつまずくためです。
業者依頼前の自力対策を聞いたアンケートの結果は次のとおりです(2025年実施 害獣駆除業者利用実態調査・N=49・廣光調べ)。
・何も試さなかった:46.9%
・忌避剤を試した:32.7%
・音や光で威嚇した:8.2%
業者依頼に切り替えた理由は、多い順に次の3つでした。
①駆除しきれなかった
②何度も再発した
③天井裏など手が届かない場所だった
調査対象はコウモリに限らず、害獣全般の駆除業者の利用者です。
ここからは、廣光が対応した現場の記録をもとに、つまずきやすい3つのポイントを見ていきます。
実際の侵入口は「フンが落ちている場所」とは限らない
フンが落ちている場所と、コウモリが出入りしている侵入口は一致しないことが多いです。
廣光がこれまでに公開したコウモリの施工事例は127件です(2026年9月時点)。
そのうち3件では、住まいの方が気づいた場所と実際の侵入口は異なっていました。
フンの位置は、ねぐらや通り道の目安にはなっても、出入り口そのものを示すとは限りません。
フンが落ちている場所だけを塞いでも、本来の侵入口は開いたまま残ります。
廣光の現地調査では、屋根・外壁・軒下まで建物全体を確認したうえで封鎖箇所を決めています。
落ちているフンの片付け方は、コウモリのフン掃除と対策の記事で紹介中です。
コウモリの糞を発見したときにまずすべきことは、「触らない・吸わない・捕まえない」の3つです。 糞の対策は①掃除・②消毒・③侵入経路の封鎖の3ステップが基本で、この順番を守ることが安全かつ再発防止につながります。 放置すると感染症・悪臭・[…]
侵入口は複数あり、届かない場所にもある
コウモリの侵入口は1箇所とは限らず、脚立では届かない高さにあることも珍しくありません。
佐賀県嬉野市の事例では、換気口の周辺に多数の侵入跡があり、軒下・通気口・屋根裏の3か所を封鎖しました。

佐賀県嬉野市の現場で換気口を封鎖した様子
(出典:株式会社廣光害獣対策専門店)
福岡県小郡市の事例では、軒下に複数のコウモリが集まり、屋根裏全体がフンで汚れていました。
封鎖は屋根の隙間・軒下・通気口と、屋根まわりの複数箇所に及んでいます。
屋根まわりの侵入口を自力で塞ぎにくい理由は次のとおりです。
・高さ:屋根の重なりや軒先は、一般的な脚立では届きにくい
・転落の危険:屋根に上る作業は足場が不安定になる
・建物の傷み:屋根に上ると瓦が踏み割れることがあり、雨漏りの原因になる
そのため自力で塞げるのは、見えている数箇所程度にとどまることが多いです。
1箇所でも塞ぎ残しがあれば、コウモリはそこから出入りを続けます。
塞ぐ順番を間違えると閉じ込めになる
コウモリ対策は、次の順番で進めるのが基本です。
①追い出し:コウモリを屋外へ出す
②出巣の確認:夕方にねぐらから飛び立ったことを確かめる
③封鎖:すべて出たあとに侵入口を塞ぐ
出巣を確認しないまま塞ぐと、中に残った個体を閉じ込めてしまいます。
出産や子育ての時期は、飛べない子どもが残っている可能性があるため特に注意が必要です。
嬉野市の事例では繁殖の兆候があったため、一方向弁(外へは出られても中へは戻れない器具)を設置し、コウモリが外に出たあとに封鎖しました。
外に出られる状態をつくってから塞ぐと、閉じ込めを防ぎやすくなります。
コウモリは鳥獣保護管理法の対象で、許可なく捕獲・殺傷することは認められていません。
一般の方が合法的にできる対策は、コウモリに対して合法的にできる対策にまとめています。
\侵入口の特定から無料対応/
自力・追い出しのみ・封鎖まで|3つの選択肢の違い

コウモリ対策の選択肢は「100均・自力対策」「追い出しのみ」「封鎖までの対策工事」の3つで、違いは塞げる侵入口の数と再発のしやすさに出ます。
| 項目 | 100均・自力対策 | 追い出しのみ (駆除作業) |
封鎖まで (対策工事) |
| 費用の目安 | 1〜5万円 | 5〜15万円 | 23万円〜 |
| 侵入口の封鎖 | 見えている1〜3箇所程度 | 対応しないことが多い | 建物全体を調査して封鎖 |
| 清掃・消毒 | 自分で行う | 業者により異なる | 含まれる |
| 再発しやすさ | 高い | やや高い | 低い |
| 保証 | なし | 短期またはなし | 最長10年(廣光の場合) |
※一般的な目安で、廣光の料金ではありません
自力対策は初期費用を抑えられる反面、塞ぎ残しが出ると追加の出費がかさみます。
どれを選ぶかは、侵入口の高さと数、そして再発をどこまで防ぎたいかで判断するのがおすすめです。
100均で対応する
100均での対応が向いているのは、手の届く高さに侵入口が1〜3箇所しかない家です。
・費用の目安:1〜5万円(ネット・パテは数百円、脚立や屋外用の固定具を含めた場合)
・向いている家:侵入口が低い位置にあり、数が少ない
・注意点:出巣の確認から封鎖まで、すべて自分で判断する必要がある
塞いだあとも、コウモリが戻らないか夕方の様子を見守る手間がかかります。
一方で、脚立で届く範囲に侵入口が収まっていれば、材料費を抑えて試せるのが利点です。
追い出しだけを依頼する
追い出しのみの駆除作業は、今いるコウモリを外へ出す方法です。
・費用の目安:5〜15万円
・向いている家:まずは今いるコウモリだけ対処したい
・注意点:侵入口が開いたまま残ることが多い
コウモリは元のねぐらに戻る習性があるため、再び住み着く可能性があります。
追い出し後の封鎖を自分で行う場合も、高所や見えにくい侵入口は残りやすくなります。
追い出しから封鎖・清掃まで依頼する
対策工事は、追い出し・封鎖・清掃・消毒までを一度に行う方法です。
・費用の目安:23万円〜
・向いている家:侵入口が高所や複数箇所にある、再発を防ぎたい
・注意点:初期費用は3つの中で最も高い
初期費用は高くなりますが、建物全体の侵入口を調べて塞ぐため、再発のリスクを抑えやすくなります。
廣光では、防除ネットや専用のコーキング材など屋外で長く使える資材で封鎖します。
フンの撤去と消毒も同じ工程で行うため、清掃を別の業者に手配する必要はありません。
費用の内訳は、コウモリ駆除の費用目安の記事で紹介中です。
この記事を読む前に知っておきたい結論 ・コウモリ駆除の費用目安:22,000円〜(税込)、全箇所を塞ぐ対策工事は23万円〜(作業内容・建物規模による) ・再発を防ぐには「追い出し+全箇所封鎖の対策工事」まで必要 ・自力対策は一時的[…]
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コウモリ対策なら株式会社廣光害獣対策専門店

株式会社廣光害獣対策専門店は、追い出しから封鎖・清掃までを自社スタッフで行う害獣対策の専門店です。
福岡・佐賀・大分・長崎・熊本・山口の6県でコウモリ対策に対応しています。
| 株式会社廣光害獣対策専門店 | |
| 住所 | 〒816-0912 福岡県大野城市御笠川6-5-12 |
| 電話番号 | 092-707-9939 |
| 対応エリア | 福岡県・佐賀県・大分県 長崎県・熊本県・山口県 |
| 保有資格 |
わな猟狩猟免状(大わな 第03228号) |
| 受付時間 | 電話:9:00〜18:00 メール・LINE:24時間受付 |
| 対応害獣 | コウモリ・ネズミ・ハクビシン アライグマ・イタチ・ハトなど |
・完全自社施工:調査から施工まで自社スタッフが担当
・最長10年保証:対策工事後の再発防止保証
・追い出しから封鎖・清掃まで一貫対応:窓口が一つで、作業の抜けが出にくい
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コウモリ対策と100均グッズのよくある質問

コウモリ対策と100均グッズについて、よく寄せられる質問をまとめました。
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コウモリ対策には、ハッカ油に含まれるミント系の香りが使われます。
ただし匂いは薄れるため、効果は一時的にとどまります。
コウモリは一度ねぐらにした場所へ戻る習性があるため、封鎖と組み合わせるのがおすすめです。
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CDも磁石も、侵入口を塞ぐ効果はありません。
特に磁石は、コウモリを遠ざける効果の裏づけとなる情報を確認できていない状況です。
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屋外で使う前提なら、ホームセンターの方が選択肢は多いです。
耐候性のある金網やパンチングメタルはホームセンターで入手できます。
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夕方の出巣の時間帯に家の外から観察し、出入り口を特定するのが効果的です。
飛び立つ場所がわかれば、塞ぐべき侵入口の見当がつきます。
まとめ|100均は封鎖側で使い、届かない場所は任せる

100均のコウモリ対策は、網目5mm未満の防虫ネットで隙間を塞ぐ使い方が現実的です。
・ハッカ油やCDの追い出し効果は一時的
・フンの位置と実際の侵入口は一致しないことが多い
・侵入口は高所や複数箇所に及ぶことがある
・塞ぐ順番を誤ると、コウモリを閉じ込めるおそれがある
同アンケートでも、回答者の46.9%は自力対策を試さずに業者へ依頼していました。
手の届く1〜3箇所は自分で対応し、それ以外は専門業者に任せると無駄な出費を抑えやすくなります。
侵入口の場所がわからない場合は、廣光の無料現地調査で出入り口の特定からお手伝いします。
\屋根や軒先など高所の封鎖もお任せ/












