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コラム

2026.10.31

熊本の害獣駆除に補助金は使える?箱わな貸出の条件と相談窓口を解説

熊本県と熊本市の公開資料では、住宅の害獣駆除費用に使える現金の補助金は確認できません。

公的支援は、アライグマの箱わなの貸出と、捕獲した個体の処分が中心です。

熊本市内ではアライグマの確認が634件、捕獲が83頭にのぼり、年々増加傾向です(2026年4月30日時点・熊本市調べ)。

この記事では、制度で受けられる支援と自己負担になる費用、37市町村の担当窓口、箱わなを借りる手順を解説します。

捕獲だけでは屋根裏の被害が残る理由も、廣光が熊本県内で対応した施工事例をもとに紹介します。

「本記事の法的注意事項について」

・薬剤の使用について
殺鼠剤や忌避剤などの薬剤は、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)に基づき、表示に従って使用してください。詳細:厚生労働省

・野生鳥獣の取り扱いについて
アライグマ・イタチ・ハクビシン・コウモリ・タヌキ・テン・野鳥は鳥獣保護管理法の対象です。無許可での捕獲は認められていません。詳細:環境省 野生生物課

・特定外来生物の取り扱い
アライグマは特定外来生物法の対象です。無許可での捕獲・飼養・運搬・放出は認められていません。詳細:環境省 自然環境局

・動物愛護について
捕獲した個体を扱う際も、動物の愛護及び管理に関する法律の趣旨に沿い、不必要な苦痛を与えないようにしてください。詳細:環境省 動物愛護管理室

・地域別規制
自治体によっては独自の条例があるため、作業前にお住まいの自治体のサイトで確認するのがおすすめです。

・記事内の調査データについて
本記事で引用している数値は、廣光が2025年に実施した「害獣駆除業者利用実態調査」(害獣駆除業者の利用経験者49名/クラウドソーシングによるWebアンケート)に基づいています。
全国の利用者を対象とした害獣駆除全般の調査であり、特定の地域や害獣に限定した結果ではありません。費用に関する設問のみ有効回答は41件です。

※この記事は2026年10月時点の情報に基づいています。サービス内容や料金、法規制等は変更される場合がありますので、最新情報は各サービス提供会社および関係機関にご確認ください。
※ネズミ(イエネズミ3種)は鳥獣保護管理法の対象外です。

熊本の害獣駆除補助金はいくら?結論と対象を先に解説

熊本の害獣駆除補助金はいくら?結論と対象を先に解説

熊本で住宅の害獣駆除費用に使える現金補助は、県および熊本市の公開資料では確認できません。

公的な支援は地域全体で野生動物を減らすための仕組みで、個人の住宅の工事費を補う制度ではないためです。

熊本市には「熊本市有害鳥獣捕獲対策狩猟免許等取得補助金」があり、農作物と生活環境への被害防止を目的に、狩猟免許の取得費用を補助しています。

令和8年度のわな猟免許の補助は、新規取得者が対象で、交付限度額13,500円(経費の2分の1以内)です。

対象は市の有害鳥獣駆除隊の構成員、自らの事業地で捕獲を行う農林業者、鳥獣対策に取り組む自治会の構成員などに限られます。

定員はわな猟免許で10名、超過した場合は抽選で、申請の締切は令和9年3月19日です(出典:熊本市公式サイト)。

免許の取得費用を補助する制度で、駆除費用そのものへの補助ではありません。

住宅の被害で公的支援を受けられる可能性があるものと、対象外のものは次のとおりです。

項目 公的支援 補足
箱わなの貸出 可能性あり アライグマのみ。捕獲従事者の登録が必要
捕獲個体の処分 可能性あり 市町村役場へ運んだあと、原則として県が処分
駆除の作業費用 対象外 業者に依頼した場合は自己負担
侵入口の封鎖 対象外 再発防止の工事は制度の外
フン尿の清掃・消毒 対象外 屋根裏・床下の清掃は自己負担
断熱材や天井の修繕 対象外 シミ・たわみの補修も自己負担

表のとおり、制度で支援されるのは「捕まえる」工程までです。

市役所に相談してできること、できないことは次の記事で詳しく解説しています。

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熊本の害獣駆除で使える公的支援と担当窓口

熊本の害獣駆除で使える公的支援と担当窓口

熊本県では、アライグマ対策が県の防除実施計画で統一されており、住民の窓口は市町村です。

県が箱わなを購入し、地域振興局を通じて市町村へ貸し出し、市町村が捕獲従事者へ貸し出す仕組みです。

この仕組みの対象はアライグマのみで、ハクビシンやイタチ、コウモリは含まれません。

熊本県アライグマ防除実施計画(令和8年1月改訂版)の別紙1では、防除の一部を行う市町村として37市町村と担当課が定められています。

このうち環境政策課が担当するのは熊本市のみで、残る36市町村は農林・産業系・経済系の課が担当しています。

主な8市の担当課は次のとおりです。

市町村 担当課
熊本市 環境政策課
八代市 水産林務課森林環境整備係
荒尾市 農林水産課農政係
玉名市 水産林務課
山鹿市 林業振興課林業振興係
菊池市 農林整備課
宇城市 農政課
合志市 農政課農政班

出典:熊本県「熊本県アライグマ防除実施計画」

天草市・阿蘇市・小国町・高森町・甲佐町・水上村・五木村・苓北町は、この37市町村に含まれていません。

これらの地域にお住まいの場合は、役場の農林担当課で対応を確認してください。

熊本市は独自に「熊本市アライグマ防除実施計画書(令和3年3月改定)」を定めており、アライグマを見かけた場合は環境政策課への連絡を呼びかけています(出典:熊本市「アライグマ(特定外来生物)対策について」)。

熊本で箱わなを借りる方法と手続きの流れ

熊本で箱わなを借りる方法と手続きの流れ

熊本で箱わなを借りるには、市町村に捕獲従事者として登録する必要があります。

申し込めば自宅に届く仕組みではありません。

熊本市は独自に「熊本市アライグマ防除実施計画書(R3.3改定)」を策定しています。出典:熊本市「アライグマ(特定外来生物)対策について」

熊本市にお住まいの場合は、環境政策課での確認が確実です。

箱わなを借りられるのは誰か

箱わなを借りられるのは、市町村に登録した捕獲従事者です。

登録には、わな猟免許を持っているか、県や市町村が開催する研修会を修了している必要があります。

被害に困っているという理由だけでは借りられません。

捕獲した個体は従事者か市町村が役場まで運び、処分は原則として県の担当です。

従事者登録から箱わな貸出までの流れ

手続きは次の4ステップで進みます。

①研修会を受講する(わな猟免許がない場合)
②捕獲等届出書を市町村長あてに提出する
③従事者証の交付を受ける
④箱わなの貸出を受ける

研修会の日程や貸し出せる台数は、市町村ごとに異なる点に注意が必要です。

借りたあとに自分で行うこと

箱わなを借りたあとは、従事者自身が次の5つを行います。

・1日1回以上の巡視点検
・箱わなごとに標識を装着
・錯誤捕獲(ねらい以外の動物がかかること)があった場合は速やかに放獣
・捕獲後は記録票に記載し、市町村へ報告(役場までの運搬は従事者または市町村)
・使用後の箱わなは消毒などの措置を行う

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屋根裏の被害に公的支援が届かない理由

屋根裏の被害に公的支援が届かない理由

屋根裏の害獣被害に公的支援が届かないのは、制度が守る対象が家屋ではなく生態系だからです。

熊本県の防除実施計画が当面10年間の目標に掲げるのは、生態系への被害の低減です。

そのため捕獲までは支援がある一方、侵入口の封鎖やフン尿の清掃、断熱材の交換は制度の外に置かれています。

捕獲できても侵入口は残る

地域 施工写真(廣光の対応事例)
熊本県八代市 熊本県八代市 アライグマ
熊本県合志市 熊本県合志市 アライグマ

アライグマを捕獲しても、家の侵入口が開いたままなら、別の個体や別の動物が入り込む可能性があります。

廣光が実施した害獣駆除業者利用実態調査では、業者依頼の前に忌避剤を試した人が32.7%でした(廣光調べ・n=49・2025年実施)。

自力対策から業者依頼に切り替えた理由は、「完全に駆除しきれなかった」「何度も再発した」「天井裏など手が届かない場所だった」が上位に挙がっています。

熊本県内の現場でも、同じ傾向が見られます。

廣光が対応した熊本県八代市のアライグマの事例では、床下・1階天井裏・2階天井裏の合計266㎡にわたって糞尿被害と死骸が確認されました。

侵入口は基礎周り、面戸板(屋根と壁のすき間をふさぐ板)、屋根の重なり、入母屋、通気口など複数箇所にありました。

追い出しと清掃に加え、高所作業を含む外部侵入口の封鎖を行っています(事例を見る)。

熊本県合志市のアライグマの事例では、天井板がたわむほどの足音と寝室の獣臭が続いていました。

調査の結果、侵入口は7箇所、施工面積は171㎡に及んでいます(事例を見る)。

廣光の現場データでは、侵入できるすき間の目安はアライグマ5cm、ハクビシン3〜4cm、イタチ2〜3cm、コウモリ5mmです。

1箇所をふさいでも、別のすき間が残っていれば再侵入は防げません。

フンの清掃と捕獲に関する注意点

屋根裏のフン尿は、自分で片付けないほうが安全です。

野生動物のフンには細菌や寄生虫が含まれる場合があり、乾いたほこりを吸い込むおそれがあります。

廣光の現場では、断熱材に染み込んだ尿は表面を拭き取るだけでは臭いが残るケースが多く見られます。

法令面では、許可のない捕獲は鳥獣保護管理法第83条により、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金の対象です(e-Gov法令検索)。

アライグマは特定外来生物法の対象でもあり、許可のない飼養や運搬、放出も認められていません(環境省)。

コウモリは捕獲も殺傷もできず、合法的な対策は追い出しと封鎖、清掃に限られます。

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熊本の害獣駆除にかかる費用目安と3つの選択肢

熊本の害獣駆除にかかる費用目安と3つの選択肢

熊本で屋根裏の害獣被害を解決する方法は、自力対策、駆除作業のみ、対策工事の3つです。

補助金で費用を賄えないため、どこまでを自己負担で行うかによって総額と再発リスクが変わります。

アンケートでは、実際に支払った駆除費用の中央値は48,500円でした(廣光調べ・n=41・2025年実施)。

自力対策は、忌避剤や燻煙剤で動物を追い出す方法です。

資材代だけで済む反面、ふさげるのは手の届く1〜3箇所程度にとどまることが多く、再発しやすくなります。

駆除作業のみは、業者が追い出しや捕獲を行う方法で、廣光の料金は33,000円〜(税込)です。

侵入口の封鎖は含まれないことが多く、動物がいなくなっても再侵入の可能性が残ります。

対策工事は、追い出しから侵入口の封鎖、清掃・消毒までをまとめて行う方法で、廣光の料金は23万円〜(税込)です。

費用は上がりますが、調査で見つかった侵入口をふさぐため、再発リスクを抑えやすい方法です。

項目 自力対策 駆除作業のみ 対策工事
費用目安 資材代のみ 33,000円〜(税込) 23万円〜(税込)
侵入口の封鎖 手の届く範囲に限られる 対応しないことが多い 調査で見つかった箇所を封鎖
再発リスク 高い やや高い 低い
保証 なし 短期またはなし 最長10年(廣光の場合)

※費用目安の金額は廣光の料金です。建物の広さや被害の程度により変わります。

業者の選び方と費用の詳しい目安は、次の記事で解説しています。

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熊本の害獣駆除なら株式会社廣光害獣対策専門店

熊本の害獣駆除なら株式会社廣光害獣対策専門店

株式会社廣光害獣対策専門店は、熊本県を含む6県で、侵入口の調査から封鎖、清掃、修繕まで一括で対応しています。

公開している施工実績664件のうち、熊本県の事例は38件です。

株式会社廣光害獣対策専門店
住所 〒816-0912
福岡県大野城市御笠川6-5-12
電話番号 092-707-9939
対応エリア 福岡県・佐賀県・大分県
長崎県・熊本県・山口県
保有資格
わな猟狩猟免状(大わな 第03228号)
受付時間 電話:9:00〜18:00
メール・LINE:24時間受付
対応害獣 ネズミ・イタチ・ハクビシン
アライグマ・コウモリ・ハトなど

廣光の特徴は次の3つです。

①完全自社施工:調査から工事まで自社のスタッフが担当し、下請けに回しません。
②最長10年の再発防止保証:封鎖した箇所から再侵入があった場合に備えた保証を付けています。
③侵入口の封鎖から清掃・修繕まで一括対応:補助金の対象外となる工程を、窓口ひとつで依頼できます。

\熊本の現場にも対応しています/

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熊本の害獣駆除補助金に関するよくある質問

熊本の害獣駆除補助金に関するよくある質問

熊本の害獣駆除補助金について、本文で扱いきれなかった質問に回答します。

Q:賃貸住宅の場合、補助金の申請は誰がするのですか?
A:住宅の駆除費用に使える補助金は県と熊本市の公開資料で確認できないため、申請の手続き自体がありません。賃貸住宅で被害に気づいた場合は、まず管理会社や大家さんへ連絡するのが一般的です。

Q:イタチやハクビシンでも箱わなを借りられますか?
A:県の防除実施計画による箱わなの貸出はアライグマが対象で、イタチやハクビシンは含まれません。どちらも鳥獣保護管理法の対象で、捕獲するには別に自治体の許可が必要です。

Q:農業をしていれば、住宅の被害でも補助金は使えますか?
A:県と熊本市の公開資料では、農業者の住宅被害に使える補助金は確認できません。農作物被害の対策は、市町村や地域の協議会を通じて行う仕組みが中心です。

Q:捕獲したアライグマは自分で処分するのですか?
A:自分で処分する必要はありません。従事者が記録票に記入して市町村へ報告し、個体は従事者または市町村が役場まで運びます。処分は原則として県が行います。

まとめ|熊本の害獣駆除補助金は制度の範囲を知ることから

まとめ|熊本の害獣駆除補助金は制度の範囲を知ることから

熊本の害獣駆除で受けられる公的支援は、アライグマの箱わなの貸出と捕獲個体の処分が中心です。

駆除の作業費用、侵入口の封鎖、フン尿の清掃、断熱材の修繕は制度の対象外で、自己負担になります。

箱わなを借りるには捕獲従事者の登録が必要なため、まずはお住まいの市町村の担当課へ問い合わせるのがおすすめです。

捕獲だけでは侵入口が残り、再発する可能性があります。

屋根裏の被害まで解決したい場合は、封鎖と清掃を含めた対策工事を検討するのがおすすめです。

\制度で足りない部分はプロに相談/

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