屋根裏の動物の糞尿掃除は自分でできる?費用の目安と危険な範囲を解説
屋根裏の動物の糞尿掃除は、点検口から手が届く範囲であれば自分でも対応できます。
体を入れて奥まで清掃する作業は、踏み抜きや粉塵の吸い込みがあるため業者に任せるのが安全です。
業者に依頼した場合の費用は、清掃と駆除で5〜15万円、侵入口の封鎖まで含めた対策工事で23万円〜が目安になります。
臭いや天井のシミが出ている段階では、糞尿が断熱材まで染み込んでいるケースが多く、表面の拭き取りだけでは解決しません。
この記事では、自分でやれる範囲と任せたほうがよい範囲を、実際の「2025年実施 害獣駆除業者利用者調査(N=49・廣光調べ)」に基づいて解説します。
- 「本記事の法的注意事項について」
-
・薬剤の使用について
殺鼠剤や化学薬品の使用については、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」に基づき適切に行ってください。
詳細: 厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/・動物愛護について
「動物の愛護及び管理に関する法律」は、原則として人の管理下にある動物を対象とする法律です。
野生鳥獣の捕獲・殺傷の規制は鳥獣保護管理法が根拠になります。
詳細: 環境省動物愛護管理室 https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/・特定外来生物の取り扱い
アライグマは特定外来生物に指定されており「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」の対象です。
詳細: 環境省自然環境局 https://www.env.go.jp/nature/intro/・鳥獣保護管理法
イタチ、ハクビシン等の駆除には「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」に基づく許可が必要です。
詳細: 環境省自然環境局野生生物課 https://www.env.go.jp/nature/choju/・地域別規制
お住まいの自治体により独自の条例がある場合があります。作業前に各都道府県公式サイトを確認してください。・消費者保護について
害獣駆除サービスの利用に際しては、消費者契約法等の関連法規を遵守し、適切な契約手続きを行ってください。
詳細: 消費者庁 https://www.caa.go.jp/
※この記事は2026年9月時点の情報に基づいています。サービス内容や料金、法規制等は変更される場合がありますので、最新情報は各サービス提供会社および関係機関にご確認ください。
※害獣駆除の効果には個体差・環境差があります。記載された内容は一般的な目安であり、すべてのケースでの効果を保証するものではありません。
屋根裏の動物の糞尿を放置するとどうなる?

屋根裏の糞尿を放置すると、感染症やダニ・ノミの発生に加えて、天井のシミや断熱材の劣化といった建物被害につながります。
糞尿は同じ場所に溜まり続ける性質があり、動物が居座るほど汚染範囲が広がっていきます。
廣光が実施した利用者調査でも、被害に気づいたきっかけは糞尿の臭いが24.5%、糞の発見が18.4%でした(廣光調べ・n=49・2025年実施)。
臭いや糞に気づいた時点で、すでに一定期間住み着かれている可能性があります。
屋根裏の糞尿による感染症とダニ・ノミの健康被害
動物の糞尿は、感染症の原因になる病原体を含むことがあります。
- 糞:サルモネラ属菌、寄生虫の卵など
- 尿:レプトスピラ(細菌の一種)など
出典:厚生労働省
乾いた糞が崩れて舞い上がると、粉塵として吸い込むおそれがあるため、清掃時は防じんマスクが欠かせません。
アライグマの糞にはアライグマ回虫の卵が含まれる場合があり、環境省も注意を呼びかけています。出典:環境省
動物の体に付いていたダニやノミは、宿主がいなくなった後も屋根裏に残り、居住空間へ降りてくるケースもあります。
小さなお子さんや高齢のご家族がいる住まいでは、糞が残った状態で放置しないという点が判断の分かれ目です。
屋根裏の悪臭・天井のシミ・断熱材の劣化
尿は断熱材やその下の天井板に染み込み、時間が経つほど臭いが抜けにくくなります。
廣光へ寄せられた相談664件のうち、天井のシミは69件、断熱材の被害は75件で確認されています。
熊本県上天草市で対応したイタチの事例では、2階天井裏43㎡分の断熱材が糞尿で汚染されていました。
断熱材は一度尿を吸うと乾いても臭いが残り、天井のシミが出ている場合は天井板まで到達している可能性があります。
ここまで進むと断熱材の交換が必要になり、清掃だけでは元に戻せません。
屋根裏の糞は何の動物か見分ける方法

屋根裏の糞は、大きさと形からある程度は動物の種類を絞り込めます。
見分ける目安は次の3点です。
- 数ミリの粒状:ネズミ、コウモリ
- 数センチ以上のまとまった糞:ハクビシン、アライグマ、タヌキ
- 一箇所に山のように積もっている:ためフンの習性があるハクビシン・アライグマ・タヌキ
| 動物 | 糞の大きさ | 特徴 |
| ネズミ | 4〜20mm | 細長い粒状。移動しながらするため散らばる |
| コウモリ | 5〜10mm | 黒く乾いていて崩れやすい。同じ場所に積もる |
| イタチ | 細長い | 水分が多く、強い臭いを伴う |
| タヌキ | 2〜3cm | 同じ場所に繰り返す(ためフン) |
| ハクビシン | 5〜10cm(直径1〜2cm) | 果実の種が混じることが多い |
| アライグマ | 5〜10cm以上 | 量が多く、ためフンになりやすい |
ただし、食べたものによって形状は変わります。
糞の見た目だけでは種の特定が難しいため、確実な判断には現地調査が必要です。
屋根裏やベランダで見つけたフンが長さ5〜10cm以上の太い円柱形で、同じ場所に山のように溜まっているなら、アライグマの可能性が高いと考えられます(農林水産省の資料では長さ5〜18cm程度)。 同じ場所に繰り返しフンをする「ため糞」は、アラ[…]
ネズミのフンを見つけたら、素手・掃除機・ほうきは厳禁です。 まずN95マスクと手袋を着用し、消毒液で湿らせてからペーパータオルで除去してください。 フンの大きさは4〜18mm程度で、細長い楕円形。 黒く光沢があれば新しいフン、灰色で乾[…]
屋根裏の糞尿掃除を自分でやれる範囲とやれない範囲

屋根裏の糞尿掃除は、作業する場所によって自分でやれるかどうかが分かれます。
・自分でできる:点検口を開けて手が届く範囲の、少量の糞の回収と消毒
・業者に任せる:屋根裏に体を入れる清掃、断熱材の交換、消臭・除菌作業
体を入れる作業は踏み抜きや熱中症のリスクがあるため、現地調査を依頼するのが安全です。
点検口から届く範囲は自分で対応できる
点検口を開けて手が届く範囲に少量の糞がある程度なら、装備を整えれば自分で回収可能です。
乾いた糞は舞い上がるため、消毒用エタノールを軽く吹きかけて湿らせてから、ゴミ袋へ直接入れるのがおすすめです。
回収後は同じ場所をエタノールで拭き、袋は二重にして自治体の区分に従って処分します。
作業の前後は屋根裏側の窓や換気口を開け、粉塵がこもらない状態にしておくと安全です。
屋根裏に体を入れる作業は業者に任せる

屋根裏に体を入れる清掃は、次の3つの理由から業者に任せるのが安全です。
- 踏み抜き:歩ける床がなく、断熱材の上に乗ると天井板を踏み抜いて落下するおそれがある
- 熱中症:夏場の屋根裏は高温になり、短時間の作業でも体調を崩しやすい
- 配線の破損:暗くて足元が見えにくく、電気配線を踏んで傷めることがある
踏み抜いた天井の修繕費が、清掃費を上回るケースもあります。
体を入れる作業が必要な場合は、無理をせず現地調査を依頼してください。
屋根裏の糞尿掃除に必要な装備
粉塵とダニから身を守る装備が必要になります。
- 防じんマスク(DS2規格以上)
- ゴム手袋(使い捨て・厚手)
- 使い捨ての防護服、または汚れてよい長袖・長ズボン
- ゴーグル
- 消毒用エタノール
- 密閉できるゴミ袋(二重にする)
- ヘッドライト
屋根裏の糞尿掃除を自力で行うのが難しい3つの理由

自力清掃が続かない理由は、侵入口が残ること、健康リスク、染み込んだ臭いの3つです。
廣光の調査では、業者依頼前に自力対策を試さなかった人は46.9%、忌避剤を試した人は32.7%でした(廣光調べ・n=49・2025年実施)。
自力対策から業者依頼に至った理由では、天井裏など手が届かない場所だったという回答が上位に挙がっています。
侵入口が残っていると清掃しても糞尿が増える
清掃だけを行っても、動物の出入り口が開いたままなら数日で糞尿は元に戻ります。
イタチは2〜3cm、ハクビシンは3〜4cm、コウモリは5mm程度の隙間から侵入します。
廣光が山口県下関市で対応したイタチの事例では、通風口だけで12箇所の侵入口が見つかり、屋根周りや基礎周りにも開口がありました。
外から見えない位置にある開口も多く、自力で塞げるのは1〜3箇所程度にとどまるケースが少なくありません。
廣光の現地調査では、平均15〜30箇所の侵入口を確認しています。
粉塵とダニで健康被害のおそれがある
乾いた糞は触れただけで崩れ、細かい粉になって空気中に舞います。
- 狭い屋根裏は換気ができず、粉塵がこもりやすい
- 規格の合わないマスクでは、吸い込む量が増える
- 動物が離れた後もダニ・ノミは残り、室内へ移動することがある
清掃と同時に薬剤処理を行わないと、被害が室内側へ移るおそれもあります。
断熱材や木材に染み込んだ臭いは表面の消毒では落ちない
尿は断熱材の内部や木部の繊維まで浸透します。
表面を消毒しても、内部に残った成分が湿度の高い日に再び臭い出すため、掃除しても臭いが取れないという相談につながります。
長崎県雲仙市で対応したアライグマの事例では、LDK・通路上の断熱材26.84㎡が汚染され、撤去と処分が必要でした。
汚染が深い場合は、清掃ではなく断熱材の交換が現実的な選択になります。
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屋根裏の糞尿被害を解決する3つの方法と費用

解決方法は、自力清掃・清掃駆除のみ・対策工事の3つに分かれます。
費用は自力清掃が1〜5万円、清掃駆除のみが5〜15万円、侵入口の封鎖まで含む対策工事が23万円〜です。
廣光の調査では、実際にかかった費用は5〜10万円が最多で31.7%、平均は65,800円でした(廣光調べ・n=41・2025年実施)。
※この平均額には、屋根裏以外の軽度な案件も含まれています。
自力清掃・清掃駆除のみ・対策工事の違い
3つの違いは、侵入口を塞ぐかどうかにあります。
| 項目 | 自力清掃 | 清掃駆除のみ | 対策工事 |
| 費用の目安 | 1〜5万円 | 5〜15万円 | 23万円〜 |
| 侵入口の封鎖 | 1〜3箇所程度 | 対応しないことが多い | 15〜30箇所 |
| 再発しやすさ | 高い | やや高い | 低い |
| 保証 | なし | 短期またはなし | 最長10年(廣光の場合) |
| 長期コスト | 繰り返すほど増える | 再依頼で増えやすい | 一度で収まりやすい |
※比較表の内容は一般的な目安であり、建物の状況により異なります。
屋根裏の糞尿掃除にかかる費用の目安
費用は建物の状態によって変動します。
金額が動く主な要因は次の4つです。
- 汚染範囲の広さ
- 屋根裏の面積
- 断熱材を交換するかどうか
- 動物の種類(アライグマは糞の量が多く作業量が増えやすい)
金額の幅が気になる場合は、現地調査の時点で汚染範囲と封鎖箇所の内訳を出してもらうと比較しやすくなります。
清掃を繰り返すと費用は対策工事を上回る
侵入口を塞がないまま清掃だけを続けると、同じ作業を年に何度も依頼することになります。
清掃を繰り返すほど、総額は対策工事を上回っていく構図です。
一度で収めたい場合は、清掃と封鎖をセットで見積もるのがおすすめです。
屋根裏の小動物駆除は、駆除だけでなく侵入口の封鎖まで行う業者に依頼すると、再発と追加費用を防げます。 廣光の費用目安は、害獣の駆除作業が33,000円〜(税込)、侵入口の封鎖まで含む対策工事が23万円〜(税込)です。 屋根裏の小動物[…]
獣(害獣)の駆除には、「自力駆除」「駆除作業」「対策工事」の3つの方法があります。 結論として、自力駆除は費用を抑えられる一方で再発しやすく、最終的に業者へ依頼し直すケースが多いのが実情です。 費用目安は害獣の種類や被害規模で異なります[…]
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屋根裏の糞尿掃除なら株式会社廣光害獣対策専門店

廣光害獣対策専門店は、福岡・佐賀・大分・長崎・熊本・山口の6県で害獣駆除と対策工事を行っています。
| 株式会社廣光害獣対策専門店 | |
| 住所 | 〒816-0912 福岡県大野城市御笠川6-5-12 |
| 電話番号 | 092-707-9939 |
| 対応エリア | 福岡県・佐賀県・大分県 長崎県・熊本県・山口県 |
| 受付時間 | 電話:9:00〜18:00 メール・LINE:24時間受付 |
| 対応害獣・害虫 | ネズミ・イタチ・ハクビシン アライグマ・コウモリ・ハチ シロアリ・ダニ・スズメ・アナグマ |
廣光の特徴は次の3つです。
- 下請けを使わない完全自社施工
- 最長10年の再発防止保証
- 追い出しから糞清掃、侵入口の封鎖、断熱材の交換まで一貫対応
狩猟免許(わな猟)(大わな 第03228号)を保有しており、法令に沿った対応を行っています。
福岡・佐賀エリアであれば最短30分で現地に向かうことも可能です(福岡・佐賀エリア限定)。
屋根裏の動物の糞尿掃除に関するよくある質問

屋根裏の糞尿掃除について、相談時によく聞かれる内容をまとめました。
- 屋根裏の糞尿掃除は市役所に頼めますか?
- 市役所が個人宅の屋根裏を清掃することは基本的にありません。
多くの自治体で対応しているのは、捕獲器の貸し出しや相談窓口の案内までです。
捕獲には許可が必要な場合があるため、お住まいの自治体の公式サイトで確認するのがおすすめです。 - 屋根裏の糞尿を掃除機で吸ってもいいですか?
- 家庭用掃除機の使用はおすすめしません。
排気から細かい粉塵や病原体が室内に拡散するおそれがあります。
糞はエタノールで湿らせてから手で回収し、密閉できる袋へ二重に入れる方法が安全です。 - 屋根裏の糞尿掃除の費用は火災保険の対象になりますか?
- 害獣による被害は対象外としている契約が多いです。
ただし、天井が抜けるなど建物の破損が生じた場合に、補償対象となる契約もあります。
加入中の保険会社へ確認するのが確実です。
まとめ|屋根裏の糞尿掃除は侵入口の封鎖とセットで行う

屋根裏の糞尿掃除は、点検口から手が届く範囲であれば自分でも対応できます。
体を入れる作業や、断熱材まで汚染が進んだ状態は業者の領域です。
清掃だけでは侵入口が残るため、封鎖までセットで行うと再発を抑えられます。
屋根裏の状況が分からない場合は、現地調査で汚染範囲と侵入口の数を確認するところから始めるのがおすすめです。
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