動物被害による家の修繕費用は何で決まる?箇所別の内訳と抑える順番
動物被害による家の修繕費用は、被害箇所の数と、天井裏の清掃・消毒の範囲で決まります。
費用を抑えるコツは、害獣駆除(追い出し)・清掃・侵入口の封鎖を終えてから修繕に着手することです。
この順番を守れば、直した天井や断熱材が再び汚される二重の出費を防げます。
ねずみ食いなどによる損害は多くの火災保険で補償の対象外とされているため、発注の仕方で総額を抑えるのが現実的な対策です。
この記事では、修繕箇所別の作業内容と費用が変わるポイント、失敗しない依頼の順番をまとめています。
✔動物被害の家の修繕費用は箇所ごとに決まる|内訳と目安
✔修繕は最後|駆除・清掃・封鎖を終えてから着手する
✔修繕を先に進めて失敗する3つのパターン
✔動物被害の修繕費用で比べる3つの選択肢
✔動物被害の修繕に火災保険や自治体の制度は使える?
- 「本記事の法的注意事項について」
-
・薬剤の使用について
殺鼠剤は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」に基づき適切に使用してください。詳細:厚生労働省・野生鳥獣の取り扱いについて
アライグマ・イタチ・ハクビシン・コウモリ・タヌキ・テン・野鳥は鳥獣保護管理法の対象です。無許可での捕獲は認められていません。詳細:環境省 野生生物課・特定外来生物の取り扱い
アライグマは特定外来生物法の対象です。無許可での捕獲・飼養・運搬・放出は認められていません。詳細:環境省 自然環境局・動物愛護について
捕獲した動物など人が占有している動物は「動物の愛護及び管理に関する法律」の愛護動物に該当し、みだりに殺傷することは禁じられています(第44条)詳細:環境省 動物愛護管理室
・地域別規制
自治体によっては独自の条例があるため、作業前にお住まいの自治体のサイトで確認するのがおすすめです。・記事内の調査データについて
本記事で引用している数値は、廣光が2025年に実施した「害獣駆除業者利用実態調査」(害獣駆除業者の利用経験者49名/クラウドソーシングによるWebアンケート)に基づいています。
全国の利用者を対象とした害獣駆除全般の調査であり、特定の地域や害獣に限定した結果ではありません。費用に関する設問のみ有効回答は41件です。※この記事は2026年10月時点の情報に基づいています。サービス内容や料金、法規制等は変更される場合がありますので、最新情報は各サービス提供会社および関係機関にご確認ください。
※ネズミ(イエネズミ3種)は鳥獣保護管理法の対象外です。
動物被害の家の修繕費用は箇所ごとに決まる|内訳と目安

動物被害の修繕費用は、被害を受けた箇所の数と、清掃・消毒が必要な範囲で決まります。
天井1枚のシミで済むこともあれば、断熱材の全面交換や配線の引き直しまで必要になることもあります。
修繕の正しい順番は、次のとおりです。
①追い出し
②清掃・消毒
③侵入口の封鎖
④修繕
廣光に寄せられた相談664件でも、断熱材に関する記述が75件、天井のシミに関する記述が69件ありました。
天井のシミに気づいた時点で、天井裏の被害はすでに広がっている場合があります。
主な修繕箇所と、費用が変わるポイントは次のとおりです。
| 修繕箇所 | 主な被害 | 作業内容 | 費用の目安 |
| 天井のシミ・張り替え | 尿のシミ、たわみ | 天井材の撤去・張り替え・クロス貼り | 張り替える部屋数・面積 |
| 断熱材交換 | 巣材化、糞尿汚染 | 汚染断熱材の撤去・処分・新規敷設 | 汚染された面積と処分量 |
| 電気配線 | 被覆のかじり | 電気工事士による点検・補修・交換 | 損傷箇所の数と交換する範囲 |
| 軒天・外壁 | 破損、侵入口の拡大 | 破損部の補修・張り替え | 破損範囲と足場の要否 |
| 天井裏の清掃・消毒 | 糞尿、ダニ・ノミ、悪臭 | 糞の撤去・殺菌・消臭剤散布 | 施工面積 |
※正確な費用は、被害範囲と建物構造を確認する現地調査で確定します。
この修繕費用には、駆除や侵入口封鎖の費用は含まれません。
廣光の現場データでは、イタチは2〜3cm、ハクビシンは3〜4cm、アライグマは5cm、コウモリは5mmほどの隙間から侵入します。
こうした侵入口を塞ぐ工事は、修繕とは別に必要です。
天井のシミが害獣によるものか雨漏りか迷う場合は、次の記事を参考にしてください。
天井のシミの原因は雨漏りだけではなく、ネズミ・ハクビシン・イタチなどの害獣の糞尿であるケースが少なくありません。 特に注意したいのは、害獣が原因なのに雨漏りと誤って屋根修理を依頼してしまうケースです。 原因を取り違えると、修繕費が数十万[…]
修繕は最後|駆除・清掃・封鎖を終えてから着手する

修繕は、駆除・清掃・封鎖がすべて終わってから着手するのが基本です。
原因となる動物と侵入口が残ったままでは、直した箇所がまた汚されるからです。
なぜ修繕から始めてはいけないのか
理由は大きく3つあります。
1つ目は、侵入口が開いたままだと、新品の断熱材や天井が再び糞尿で汚染されることです。
2つ目は、リフォーム会社などの修繕業者は、原因となる動物までは扱わないことが多い点にあります。
3つ目は、糞尿を残したまま天井だけ張り替えても、天井裏から臭いが続くことです。
正しい順番は「追い出し→清掃・消毒→侵入口封鎖→修繕」となります。
追い出しの方法は動物の種類で変わるため、まずは次の記事で相手を特定するのがおすすめです。
天井裏・屋根裏に住み着く動物は、足音・糞・活動時間で5種類に見分けられます。 ・カリカリ・カサカサと小さな音(夜間) → ネズミの可能性 ・ドドドと素早い音(夜間) → イタチの可能性 ・ドスドス・トコトコと重い音(夜間) → ハ[…]
自分で対応できる範囲は限られる
自力でできるのは、応急処置の範囲にとどまります。
室内の清掃と換気で臭いは和らぎますが、発生源である天井裏の糞尿には届きません。
市販の忌避剤は一時的に動物を遠ざけても、慣れると戻ってくる場合があります。
見えている隙間を仮に塞いでも、ほかの侵入口が残っていれば効果は続きません。
廣光の調査では、業者に依頼する前に忌避剤を試した人は32.7%でした(廣光調べ・n=49・2025年実施)。
自分でできる範囲の方法は、次の記事で紹介しています。
屋根裏の動物被害を再発させないためには、追い出し作業だけでなく「侵入口の封鎖」までを一括で行うことが必須です。 忌避剤や燻煙剤で一時的に追い出せても、侵入口が開いたままでは数日〜数週間で戻ってきます。 廣光の現地調査では平均15〜30箇[…]
修繕を先に進めて失敗する3つのパターン

修繕を先に進めた場合の失敗は、再発・衛生・発注の3つに分かれます。
どれも「原因を止める前に直した」ことが共通点です。
侵入口が残ったまま直して再発する
見えている穴だけ塞いで修繕すると、残った侵入口から再び入られるおそれがあります。
再発すると、張り替えたばかりの天井や断熱材をもう一度直すことになります。
| 熊本県上天草市 イタチによる被害(廣光の対応事例) |
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廣光が対応した熊本県上天草市のイタチの事例では、床下・1階天井裏・2階天井裏の計300㎡で侵入と糞尿被害が確認されました。
ここまで経路が広いと、外から見える1箇所を塞ぐだけでは別の経路から戻られてしまいます。
自力で塞げるのは1〜3箇所程度ですが、廣光が対応した佐賀県鹿島市のアライグマの事例では、侵入口が40箇所見つかりました。
糞尿と病原体を残したまま内装だけ直した
天井裏の糞尿を残したまま内装を直すと、臭いに加えて衛生面の不安も残ります。
レプトスピラ(細菌の一種)は、ネズミなどの保菌動物の尿や、その尿で汚れた水・土に触れることで皮膚から感染することが知られています(参考:国立健康危機管理研究機構「レプトスピラ症」)。
内装を直す前に、糞尿の撤去と消毒が欠かせないのはこのためです。
| 長崎県雲仙市 アライグマによる被害(廣光の対応事例) |
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廣光が対応した長崎県雲仙市のアライグマの事例では、LDKや通路上の断熱材26.84㎡が糞尿で汚染されていました。
この事例では、追い出し・糞清掃・侵入口封鎖に加え、消臭剤と除菌剤の散布を行いました。
福岡県福岡市のイタチの事例では、配線まわりにかじられた痕跡があり火災リスクも高かったため、糞尿の清掃・除菌とあわせて侵入口を封鎖しています。
駆除業者と修繕業者を分けて発注した
発注を分けたことで、費用が膨らむケースもあります。
廣光の調査では、業者を1社のみで決めた人が85.7%でした(廣光調べ・n=49・2025年実施)。
比較せずに決める人が多い傾向が見られるため、修繕も最初に見積もりを取った業者でそのまま進めず、対応範囲を比べるのがおすすめです。
分けて発注すると、現地調査や足場設置が2回発生する場合があり、その分が費用に上乗せされます。
さらに修繕範囲と封鎖範囲の境目が曖昧になり、再発したときにどちらの責任か不明確になりやすいです。
業者を比べる際のポイントは、次の記事で解説しています。
屋根裏の小動物駆除は、駆除だけでなく侵入口の封鎖まで行う業者に依頼すると、再発と追加費用を抑えられます。 廣光の駆除作業は33,000円〜(税込)です。 侵入口の封鎖まで含む対策工事は、一般的に23万円〜が費用目安です。 屋根裏の[…]
\駆除から修繕まで窓口ひとつ/
動物被害の修繕費用で比べる3つの選択肢

3つの選択肢の違いは、「侵入口を塞ぐか」と「原状回復まで含むか」です。
初期費用だけで選ぶと、再発時に費用が重なる場合があります。
参考までに、害獣駆除業者の利用経験者が支払った費用は、中央値48,500円、最多価格帯は5〜10万円(31.7%)でした(廣光調べ・n=41・2025年実施)。
これは駆除費用が中心の数値で、断熱材交換や天井の張り替えを含むと、さらに費用がかかります。
| 項目 | ①自分で対応 | ②駆除作業のみ依頼 | ③一貫して依頼 |
| 初期費用 | 資材代のみ | ③より安い | 高め |
| 侵入口の封鎖 | 手の届く範囲に限られる | 含まれない場合がある | 調査で見つかった箇所を封鎖 |
| 清掃・消毒 | 室内側のみ | 簡易清掃が中心 | 天井裏まで対応 |
| 再発リスク | 高い | やや高い | 低い |
| 保証 | なし | 業者・内容により異なる | 長期保証を設ける業者もある |
廣光の料金は、駆除作業が33,000円〜(税込)、侵入口の封鎖を含む対策工事が23万円〜(税込)で、保証は最長10年です。
①自分で対応する
費用は忌避剤や金網などの資材代が中心です。
出費を抑えられる一方、天井裏の清掃や高所の封鎖は難しく、塞げるのは1〜3箇所程度にとどまることが多いです。
野生動物の捕獲は法律で規制されているため、対応できるのは追い出しと仮塞ぎまでに限られます。
②駆除作業のみを依頼する
廣光の場合費用は、33,000円〜(税込)で追い出しや簡易清掃が中心です。
その場の被害は収まりますが、侵入口の封鎖が含まれないと再び戻ってくる可能性があります。
修繕を別業者に頼む場合は、現地調査や足場の費用が二重になりやすい点にも注意が必要です。
③駆除から封鎖・修繕まで一貫して依頼する
廣光の場合、23万円〜(税込)と初期費用は高めです。
そのかわり、追い出しから清掃・消毒、封鎖、修繕までを同じ業者が責任を持って進めます。
調査や足場が1回で済み、再発時の窓口も1つになるため、長い目で見て費用を抑えやすい選択肢です。
\二度手間の修繕費を防ぎませんか/
動物被害の修繕に火災保険や自治体の制度は使える?

火災保険や自治体の制度で修繕費用をまかなえるケースは限られます。
火災保険は原則として対象外
多くの火災保険の約款では、ねずみ食いや虫食いなどによる損害は補償の対象外とされています。
例外として、台風などで壊れた箇所から動物が入った場合、その破損箇所の修理費用は風災補償の対象になり得ます。
補償の範囲は保険会社や契約内容で異なるため、ご自身の約款で確認するのが確実です。
保険の考え方は害獣被害と火災保険で詳しく解説しています。
瓦や棟板金など屋根が傷んでいる場合の補修費用と、風災補償の考え方は次の記事でまとめています。
屋根の動物被害の補修費用は、瓦の差し替えなら1万〜5万円程度、断熱材の交換や天井の張り替えまで含めると数十万円になることがあります(足場代は別途)。 天井から足音がしたり、シミが広がったりすると、一刻も早く直したくなるものです。 ただし[…]
自治体の制度は修繕費用が対象外のことが多い
自治体の制度は、アライグマなどの捕獲器の貸し出しや捕獲への協力が中心です。
たとえば福岡市では、防除従事者の登録を受けた人に、アライグマ捕獲用の箱わなを無料で貸し出しています(原則2週間・1基)。
登録がなくても、市の委託業者による箱わなでの捕獲を無料で依頼できます(参考:福岡市「特定外来生物『アライグマ』について」)。
一方で、家屋の修繕費用まで補助する制度は多くありません。
制度の有無や利用条件は、お住まいの市町村の公式サイトで確認できます。
修繕費用を抑えるなら駆除とまとめて発注する
修繕費用は、発注の仕方で抑えられます。
駆除・封鎖・修繕を別々に頼むと、現地調査や足場の設置がそれぞれ発生します。
一括で依頼すれば、この重複を避けられ、総額を下げやすい発注方法と言えるでしょう。
駆除から修繕まで一貫対応する株式会社廣光害獣対策専門店

株式会社廣光害獣対策専門店は、駆除から封鎖・修繕までを一貫して対応する専門業者です。
公開している施工実績は664件で、福岡・佐賀・大分・長崎・熊本・山口の6県すべてに実績があります。
| 株式会社廣光害獣対策専門店 | |
| 住所 | 〒816-0912 福岡県大野城市御笠川6-5-12 |
| 電話番号 | 092-707-9939 |
| 対応エリア | 福岡県・佐賀県・大分県 長崎県・熊本県・山口県 |
| 保有資格 |
わな猟狩猟免状(大わな 第03228号) |
| 料金 | 33,000円〜(税込) 対策工事23万円〜 |
| 受付時間 | 電話:9:00〜18:00 メール・LINE:24時間受付 |
| 対応害獣 | ネズミ・イタチ・ハクビシン アライグマ・コウモリなど |
廣光の特徴は3つあります。
・完全自社施工:調査から修繕まで下請けに出さず、責任の所在が明確です。
・最長10年の再発防止保証:封鎖後に再侵入があった場合も対応します。
・駆除から封鎖・修繕まで一貫対応:調査・足場の重複を避けられます。
動物被害の修繕費用に関するよくある質問

修繕費用について、よく寄せられる質問にお答えします。
・ネズミにかじられた電気配線の修理費用はいくらですか?
・天井裏の断熱材の交換費用はどれくらいかかりますか?
・天井のシミだけ直せば大丈夫ですか?
・修繕はリフォーム会社と害獣駆除業者のどちらに頼むべきですか?
損傷の範囲で変わり、1箇所の補修なら数万円程度からが目安です。
配線の修理は電気工事士の資格が必要なため、自分で直さず専門業者に依頼するのがおすすめです。
かじられた配線は漏電や火災の原因になるおそれがあります。
汚染された面積で決まり、数万円から数十万円まで幅があります。
交換は糞尿の撤去と消毒、侵入口の封鎖を終えてから行います。
断熱材交換の費用内訳や、DIYで対応できる範囲は次の記事で詳しく解説しています。
動物に荒らされた断熱材の交換費用は、被害面積に応じて「撤去・清掃・消毒・新設」を合算して決まります。 費用の目安は次のとおりです。 DIYで部分交換:断熱材と防護用品の材料費のみ(点検口から見える範囲のみ) 廣光の駆除作業:3[…]
シミだけ直しても、天井裏に糞尿や動物が残っていれば再びシミが出ます。
先に天井裏の状態を確認し、駆除・清掃・封鎖を終えてから張り替えてください。
動物が住み着いている場合は、先に害獣駆除業者に相談するのがおすすめです。
リフォーム会社は動物の追い出しや侵入口の封鎖までは扱わないケースが大半です。
駆除から修繕まで一貫対応できる業者なら、窓口を1つにまとめられます。
まとめ|修繕費用は「原因を止めてから」計算する

動物被害の修繕費用は、被害箇所の数と清掃範囲で決まり、火災保険は原則として使えません。
駆除・清掃・封鎖を終えてから修繕に移ることが、二度手間を防ぎ費用を抑える近道です。
廣光では、6県で駆除から修繕まで一貫して対応しています。
天井のシミや断熱材の被害に気づいたら、まずは無料の現地調査でご相談ください。
\修繕の前に、原因を止めませんか/

















